僕は平成7年の文化庁芸術家在外派遣研究員としてベルリンに来ました。2年の研修期間中、基本的に帰国は許されていない関係もあり、それまでの日本での生活とある意味で切り離された2年間になるであろう事を想像して、四半世紀以上僕にとって唯一の居住地であった東京を離れました。
Don Giovanni -2
リゴレット(エッセイその2)
アルテンブルクで4度目の公演を歌い終えました。日記にも少し書いたのですが、この4回目の公演は本来ダブルキャストのもう一人が歌うはずだった公演で、僕は全然準備していませんでした。再演のためのゲネプロの前日に歌うように言われて慌てて楽譜を見直しました。「レパートリーシステムは怖い」とつぶやかざるを得ない体験をまたしてしまいました。
ドイツ語のウムラウトについて
ご存じの方も多いと思いますが(?)ドイツ語では、英語で使うアルファベット以外にいくつか、独自の文字があります。母音の上に二つ点がついている文字や、Bと似てる文字など。
Don Giovanni
「ドン・ジョヴァンニ」ドン・ジョヴァンニ役 1990年3月
1990年9月
1991年5月
1994年3月
この役は、今までに4度演じていて、今回2001年9月のゲラでのプレミエに向けて5度目のジョヴァンニに挑戦しています。何度やっても飽きることはもちろん無いし、その度に新しい発見がある素晴らしい役です。というか、このオペラ全体が素晴らしいからね。
小松菜
そう、僕は小松菜を栽培しています。ベランダで。日本で小松菜を買うことは全然難しい事じゃないですよね。当たり前だ。でもドイツにはないのです、残念ながら。
Rigoletto 舞台写真
アルテンブルクのプレミエの写真です。
Verdi “Rigoletto” Rigoletto
ドイツの歌劇場デビューになった役ですから、そういう意味でも記念すべき役ですが、僕にとっては別の大きな意味を持っています。
ドイツのパン
僕はドイツのパンが大好きです。これは完全に好みの問題だとは思うけれど、すごく美味しいです、主観的に言って。砂糖とミルクを使っていないパンが殆どなので、味としては日本のパンに較べて硬派という感じがしますが、バリエーションが多いので飽きません。
藤沢市民オペラについて。
僕にとって、藤沢というのはちょっと特別な場所です。第2回藤沢オペラコンクールに入賞したという事もありますが、それよりも藤沢市民オペラとの関係からです。