若杉弘指揮ケルン放送交響楽団のCD

レコード会社のキング・インターナショナルより、若杉弘指揮ケルン放送交響楽団のライブ録音のCDが発売されました。
 
1978年から1983年にかけての未公開録音です。今回のCD化にあたって、若杉弘先生の生前のエピソードを追悼文という形で、CDのライナーノーツとして書いて欲しいと言う依頼を受け、執筆しました。
1月21日にCDが発売されたようです。どれも素晴らしい録音ですので、興味をお持ちの方は是非聴いてみて下さい。


マーラー 交響曲第9番 若杉弘&ケルン放送交響楽団(1983東京ライヴ)

1983年、若杉&WDR マーラー9番東京ライヴ!
WDRの音源提供の東京ライヴのマーラー9番。若杉ケルン放響2度目の来日のもの。WDR(ケルン放送協会)提供の音源でCD化。さすがファンの間で語り草となったものだけあって心のこもった丁寧な音楽運びに心うたれます。海外オーケストラとの共演で多くとりあげていた若杉得意のマーラーの9番。実際海外でも大変評判がよく、WDRの推薦演奏でございます。(キングインターナショナル)
 
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チャイコフスキー:交響曲第5番、ハイドン:交響曲第99番 若杉弘&ケルン放送交響楽団(1982、1979)
弦楽器優勢の濃厚な叙情にびっくり、若杉のチャイ5
 
ユニークなのはチャイ5で、金管を最後の最後の瞬間までおさえて弦主体の濃厚な味わいで聴かせます。そのため終楽章コーダの凱歌がこの上なく格調高く奏でられる形となり、一寸この品格無類です。ハイドンは一転古典の均整美! 見事! 若杉とハイドンは相性抜群のようです。(キングインターナショナル)
 
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ブラームス ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲管弦楽版)、悲劇的序曲 若杉弘&ケルン放送交響楽団(1978、1983)
コッホシュワンの名演ついに復活!
大幅音質改善のブラームス:ピアノ四重奏曲のシェーンベルク・オーケストラ版!
かつてコッホシュワンレーベルで発売され名盤の誉れ高かった名演奏で、復活が望まれていたそのブラームス四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲版)が、明らかに向上した音質でよみがえりました。ブラームス、シェーンベルクと若杉得意の両作曲家だけあり、亡き巨匠の独壇場でございます。うれしい復活です。(キングインターナショナル)
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