アラベッラのゲネプロ

だいぶ間があいてしまいましたねぇ・・・。すいません。

昨日は「アラベッラ」のゲネプロでした。
今回のプロダクションは1998年に新国立劇場と二期会の共催という形で初演されたものの再演です。
新国立劇場では、再演の場合は、初演の時とは稽古の条件が変わってくる「約束事」があるようで、たとえば、舞台でのオーケストラとの通し稽古(OHP)はありません。舞台ではピアノでの通し稽古(KHP)とゲネプロの2回しか行われません。
こんな難しい作品を上演するのに、「再演はこの条件でやることになっているので」と言う理由で、オケでの舞台稽古が1度しかできないというのは、...

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藤原歌劇団の「椿姫」

昨日、藤原歌劇団公演の「椿姫」に行ってきました。友人からチケットをもらったのです。

この藤原の年始の「椿姫」はもう恒例になっているんですね。日本で「椿姫」は、これはとにかくチケットがよく売れるんだそうです。他のオペラとは全然売れ行きが違うという話ですから、この毎年恒例の行事としてこの「椿姫」に目を付けたのは、大当たりだったわけですね。
レナート・ブルゾンがジェルモンを歌うと言うことで、それを楽しみにしていったのですが、ブルゾンももちろん良かったですが、ヴィオレッタを歌ったボンファデッリというソプラノがとても良かったです。
まず美貌で、しかも声がしっかりし...

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2003年初日記

新年明けてから、初めての日記です。
年末の第九の嵐で、やはり結構疲れて、その疲れを新年に持ち越してしまいました。
第九は歌う部分は決して多くないけれど、1週間で5回本番というのはやはりちょっとアブノーマルでした・・・。

ゲラに来てから良く思うのですが、ステージに出る時間がどんなに短くても、歌う箇所がどんなに少なくても、「本番」というのは疲れるものですね。お客様の前に自分をさらすという行為が、歌う量の多い少ないにかかわらず一定のエネルギーを消費させるのだと思います。

ですから、この第九はやはり大変でした。
それに東京での3回は、毎回違う...

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