ヴェルディ・ガラの本番1日目の2

何だか昨日の日記を見ると、ロイターさんが激怒していたのににっこりして写真に写っていて変な感じですが、この写真は休憩の始めに撮ったものです。つまりこのときはまだ花火は打ち上げられてはいなかった。

さて、今日は花火無しで行くんだろうか?

それも関心事ではありましたが、僕にとってのもっと大事なテーマは、今日の本番を無事に終えた後に一刻も早くホテルに戻って荷造りをして睡眠をとって明日のリゴレットに備えることでした。“ヴェルディ・ガラの本番1日目の2” の続きを読む

ヴェルディ・ガラの本番1日目

さて、今日はいよいよヴェルディ・ガラの本番1日目です。

今回の企画は、本来湖の近くの会場で行われる予定でした。遠くで花火を上げてそれと音楽を同時に楽しむと言う企画らしかったです。
でも会場がかわったので、湖はありません。でも今日きいたところによると花火はやるとか。でもどこで、いつ?
花火が非常に高くつくためゲネプロでは花火は使わずに稽古したので、今日の本番でいきなりと言うことになりました。

前半はなんと言うこともなく無事に演奏が進み、お客さんも大変喜んで、いい感じでした。僕もリゴレットを歌うときにドイツ語の歌詞がでてくることもなかったし。<... “ヴェルディ・ガラの本番1日目” の続きを読む

ヴェルディ・ガラのGP

今日は午前中にHP(ハウプト・プローベ)、夜に本番のある野外のステージでGP(ゲネラル・プローベ)です。
昨日まで数度のピアノ稽古、オケ合わせで他の歌手の歌も大体聴きました。
テノールのハンス・アッシェンバッハはまず指揮から始めた変わり種で、歌い始めたのは4年前。...

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ベルリンのカロリーナ

今回のゲルリッツのコンサートのメンバーで、もしかしたら知り合いかも知れない、という名前をいくつか資料の中で見ました。一人はベルリン芸術大学で一緒だった韓国人ソプラノのエスター・リー。もうひとりは、全然面識はないのですが、僕がベルリン・シュターツ・オパー(ベルリン州立劇場)に「秘密の結婚」というオペラを見に行ったときに主役のカロリーナを歌っていたイタリア人ソプラノのダニエラ・ブルエラ。
このイタリア人ソプラノは軽いものをレパートリーにしている割に声が色っぽくて、とても気に入ったので良く覚えていたのです。でもまさかベルリン・シュターツ・オパーの歌手がゲルリッツくんだりに来ないだ...

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ヴェルディ・ガラ

さぁ今日から1週間あまりゲラを離れます。
Informationのページにもある通り、6月29日・30日にゲルリッツというところでコンサートの仕事があるので、今日から練習が始まるのです。嫁さんと子供はその間、友達が沢山いるベルリンに行くことにしました。

この仕事は指揮者のロルフ・ロイターさんのリクエストだったのですが、彼と仕事をするのは実は初めてです。ロイターさんは本来今シーズンからゲラの劇場の音楽総監督に就任するはずだったのですが、オーケストラとうまく行かず、彼の方から就任を拒否したので、ゲラの劇場の音楽総監督は空席になっていたわけです。
彼はベルリン...

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夜10時まで明るいのです

夏至が過ぎましたが、いやーやはりドイツの夏は日が長い。びっくりしちゃいます。
この時期は8時くらいに外を見てみると、日本人の僕としては「ああ、夕方だなぁ」とか思っちゃって、夜だという気がしません。もうドイツに住み始めて6年目になるけど、慣れませんねぇ。わかっちゃいるんだけど。

これはちなみにうちのベランダからとった夕焼けです。やっと天気が良くなってきたところで久しぶりに綺麗な夕焼け。でも、これ、夜の10時半ですぜ。
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二回目のリゴレット本番

今日は二回目のリゴレット本番でした。実に2週間あいたのです。
リゴレットの公演自体は16日にもあったのですが、その日はダブルキャストのもう一人のリゴレットであるミヒャエル・ユンゲ氏が歌ったので、僕はその次の第3回公演を歌ったわけです。あと2回あるのですが、27日は僕がポーランド国境近くのゲルリッツというところでコンサートを歌う関係でもうミヒャエルが歌うことになっていて、最後の7月1日をまた僕が歌います。5回を二人で分けるわけです。

さて、このドイツのオペラハウスの「レパートリーシステム」ですが、これについては何度か「恐ろしいものだ」と思ってきました。逆にこのレ...

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アルプスの少女ハイジ

ハイジが今日終わりました。
どのハイジかって?もちろんアルプスの少女ハイジです。まぁHeidiだからハイディだけどね。はっきり言って殆ど毎回見てましたね。でも日本のアニメだと思っている人は少ないんじゃないかなぁ。スイスのお話だし、なんといっても当時のヨーロッパの町並みや山の描写などが本当に見事なんです。フランクフルトの町並みを見たときはびっくりしました。ちゃんと取材したんでしょうねー。素晴らしい。

いまのスタジオ・ジブリ系列作品という事になるのかな。未来少年コナンとかナウシカとか、トトロはもちろん、おもひでぽろぽろとか、ラピュタも好きだし、もののけ姫はベルリン...

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リゴレットの批評

テューリンゲン州とザクセン州のあわせて4紙に批評が載りました。

そのうちライプツィヒ・フォルクスツァイトゥングにはカラー写真が載ったので、ここに載せてみます。この写真は、第2幕の僕のアリアの場面ですね。宮廷の佞臣たちが杖で僕を突いているわけです。佞臣達に囲まれて、つえで突かれながら「娘を返せ!」と叫んでいるところです。
ここの場面は結構運動量的にハードでした。アリアの前奏までは、...

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