ニーベルングの指輪

最近、毎日劇場に行っているわけでないのでよく掲示を見ていなかったのですが、3月の公演予定が張り出されていました。
3月の10日から3日間行われる第6回のフィルハーモニー・コンサートの曲目なども合わせて張り出されていました。

これは僕がずっと楽しみにしていたプログラムで、フェルツ指揮でR・ヴァーグナー作曲「ニーベルングの指輪」抜粋です。僕はこの中で「ヴァルキューレ」から「ヴォータンの別れ」を歌います。

ヴォータンという役は、ドイツオペラを歌うバス・バリトンにしてみたら究極の「夢の役」でしょうね。北欧の神話をヴァーグナーが4晩に渡る長大な音楽劇にした...

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劇場存続の危機

以前にも、この話題について少し書いたことがありますが、その後続報をお伝えしていませんでした。

今週の月曜日に、やっと新しい雇用契約が必要なサインとともに有効になりました。これで、劇場の運営、運営資金は2008年まで確かなものになりました。当面の危機は回避されたわけです。新聞の記事では2008年まで16400000ユーロの予算が確保されたとありました。いまのレートで22億1400万円というところでしょうか。...

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オペルングラスに初登場!

ドイツ有数のオペラ雑誌「オペルングラス」に、去年10月のナブッコの批評が載りました!
僕の出演した公演の批評は、今までオペルンヴェルトという雑誌には載ったことがありましたが、このオペルングラスには初登場です。
僕はベルリンの学生時代は、どちらかというとこのオペルングラスを読んでていたし、僕の好みからいっても「オペラ雑誌といえばオペルングラス」という感じがあるので、「そうかー僕の記事もついに載ったか」と、結構感慨深いです、はい。

いち早く報告したいこともあるし、ちょっと全文を訳すまでには時間が欲しいところですが、僕の部分だけを訳してみますと・・・
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新年あけましておめでとうございます

皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日からの1年が、皆さんにとって健康で実り多き1年になりますようにお祈りいたします。

今年はまず3月に「フィガロの結婚」の伯爵を歌い、シーズン終わりには来シーズンの最初の新演出演目「椿姫」の稽古がもう始まります。その後日本に飛んで、東京室内歌劇場のオペラ「インテルメッツォ」のロベルト・シュトルヒ役があり、そしてなんと言っても師匠のDavid Harperをピアノに迎えてのソロ・リサイタルが7月31日に千駄ヶ谷の津田ホールであります。
皆さんに是非是非聞いていただきたいです。<... “新年あけましておめでとうございます” の続きを読む