シアターコクーン「道元の冒険」


image
日本に来て、少し今回は芝居を見よう!と思って、劇団新感線の「五右衛門ロック」に続いて、今度はシアターコクーンの「道元の冒険」を見てきました。蜷川さんの演出する舞台を生で見るのは初めてです。
阿部寛さんや北村有起哉さんなどが出演しています。

“シアターコクーン「道元の冒険」” の続きを読む

Mahlerの歌曲

今年のデュオ・リサイタルのことをやっと書き始めたばかりなのに・・・という気もしますが、来年のデュオ・リサイタルのプログラムを決めるべく、物色もしています。その中で久しぶりにマーラーの歌曲を聴いてみたりしました。
久しぶりに親ばかモードですが・・・健登が何度か聴いただけで歌詞を憶えて歌ってるのを聴いて仰天してしまいました。やっぱり半ばネイティブ・スピーカーだからでしょうか。うらやましい。

“Mahlerの歌曲” の続きを読む

友人の死

ゲラのシュタイナー小学校の3・4年生担任で、このシュタイナー小学校設立運動をずっと一緒にやってきたガブリエレ・ポルシュさんが亡くなりました。あまりにも急な事で、僕らも含めてみんな愕然としています。彼女は僕らより3歳年上なだけで、まだ44歳でした。学校での関わりだけでなく、僕にとってとても大切な友人であり、仲間、なによりあの大変な設立運動を闘ってきた仲間でした。

“友人の死” の続きを読む

雪のイースター休暇


image
休暇と言っても、僕にとっては全然休暇じゃないんですけどね。連休を含む5日間に4つの本番で、しかも違うオペラを2つ含む3演目。オペラのうちの一つ「ヴァネッサ」は4ヶ月ぶりで稽古無しです。これ、良くないサイクルだなぁ。この稽古無しの再演がいま劇場の中で専属歌手と首脳陣との問題になっているんですね。
そして今年のイースター休暇は・・・大雪です。本当にびっくりしました。今日はそしてOstersonntag。イースター休暇の中ほどにあり、キリスト者共同体の催しOsterbergがある日です。これは前に日記にも書いた通り、何度か参加しているのですが、このOstersonntagの早朝に行われる儀式には参加した事がなく、今回初めて参加しました。

“雪のイースター休暇” の続きを読む

コジマと客演のトスカ


image
日曜日には「コジマ」のアルテンブルク市立歌劇場でのプレミエ、月曜はハーゲン市立歌劇場のプロダクション「トスカ」にスカルピア役で客演してきました。ワルキューレのあとゲラに戻ってからもう3つのオペラを歌ったわけだ。でも、以前に比べて、こういうのにだいぶ慣れてきている事を強く感じました。並行してローエングリンも稽古してるわけだから4つか。

“コジマと客演のトスカ” の続きを読む

「カルメル修道女の会話」本番二回目、Wernerと再会


image
昨日はプーランク「カルメル修道女の会話」の二回目の本番でした。日曜日午後の公演。この作品はプレミエの日記にも書いた通り、かなり内容がどぎついので、決してゲラのような平和な街向けの作品ではありません。で、インテンダントで演出もしたマティアス・オルダーグはこの二回目の公演の客入りがかなり気になっていたようです。結果としては、アボがほとんど入っていなかったにも関わらずかなりのお客さんが入って、まずは一安心でしょうか。

“「カルメル修道女の会話」本番二回目、Wernerと再会” の続きを読む

ヴァルドルフ小学校の入学式


image
昨日9月1日は、我が息子、健登の小学校入学式でした。昨年ゲラに設立されたヴァルドルフ小学校に入学したのです。
僕がこのヴァルドルフ小学校の理事になってまでいろいろと戦ってきたりしたのも、つまりはこの今日の日を迎えるためと言うことも出来るわけで、感慨深い日でありました。

“ヴァルドルフ小学校の入学式” の続きを読む

比較的ゆるやかな日々

新作オペラ「コジマ」のプレミエが終わってから、比較的ゆるやかな生活を送っております。といっても、やること自体はたくさんあるんだけど、劇場にずっと詰めていなくて良いと言うだけで結構違います。自分が「コジマ」をどう受け止めたか、一度整理しておかないとどうも先に行けない感じがして長い(超長い)エッセイを書いたあと、気分的には先の事へ気持が向きやすくなっております。
劇場以外の仕事がたまりにたまっていたので、それをこなしつつ家のことなどもやって、トスカの本番も毎日曜日に歌いつつ5月も後半です。

“比較的ゆるやかな日々” の続きを読む

日本の音楽雑誌、美、三木療法について

先日、このサイトにもよく来てくださるえーちゃんさんがゲラに送って下さった「モーストリー・クラシック」と「音楽の友」が届き、久しぶりに出版物という形で日本の音楽界の様子を見る機会がありました。えーちゃんさん、どうもありがとうございました。
つくづく思うのは、日本、特に東京はクラシック音楽のマーケットとして巨大だと言うことですね。これだけのビッグネームが入れ替わり立ち替わり演奏会を開いている都市はそれほど多くないと思います。ドイツにはこの規模の音楽マーケット都市はないですね。パリとかニューヨークとかかなぁ。

“日本の音楽雑誌、美、三木療法について” の続きを読む

リーダー・アーベント、おもちゃの解体

Erfurt近郊のZella-Mehlis市での歌曲の夕べ、無事終了しました。二つのトスカの本番の間に入ることになってしまったこの歌曲の夕べ、楽じゃなかったですが、やっぱりやって良かった。
やってみて思うのは、僕はやっぱりドイツ・リートが大好きだと言うことですね。本当にすごく好きなんだなぁ。オペラももちろん好きだけど、どっちか一つを選べ!と言われたら、リートをとっちゃうかもしれない、と思ったりもします。

“リーダー・アーベント、おもちゃの解体” の続きを読む