薬局

昨日まで、嫁さんと二人でくたばりかけていました。腸のインフルエンザでまるまる2日間何も食べず(というか食べられず)に腹痛と頭痛と体中の痛みに耐えておりました。明日のドン・ジョヴァンニの稽古に間に合って良かった。
もともとこのインフルエンザは健登から来たものだと思われますが、僕らが直ったら今度はまた健登が少し風邪気味で、今日は耳鼻科に連れていきました。前に僕が行ったところ。

まぁ風邪のひきはじめと言うことで、薬局で薬を受け取って帰ってきました。そうそう、この薬局に前に来たときにこんな事があったんだ。

その時も健登を連れてきたんです、確か。はじめは僕...


が一人で薬局に入ったのですが、待っている間に健登が騒ぎ出したのか、嫁さんと健登が車から降りて歩いてきて、そこでもう一つ受け取る薬があるのに気がつきました。
それで、今度は3人で薬局に入ったのですが、さっき僕が一人で入ったときは特に無反応だった店のおばさんが健登を見てしきりににこにこしていて(まぁこれはそう珍しいことではないにしても)、さぁ帰ろうとしたときに「あたしその子知ってるわよ」というので「えっ、どうして」と聞いたら、「だって新聞見たもの」ですと。これはもちろん今年9月の東テューリンゲン新聞の記事のことであります。
まぁね。子供の方がインパクトあるのはわかるんですよ。そりゃね。でも僕は店を出て思わずつぶやいてしまいました。「あの記事は基本的に俺の記事だぞぉ・・・」

狭い街ですから、こういうことは結構あって、市場で買い物をしていると八百屋のおばちゃんがやはり記事を読んだと声をかけてくることもありました。
僕と嫁さんが月曜に腹痛に耐えつつ、医者(今度は普通の内科。初めて行ってみた)に行ったら、「あなたは劇場で歌っているコモリさんですね」というので、健康保険の書類に職場の欄があったりしたのかと思いきや、「あなたの舞台は何度か見ましたよ」とのこと。これは悪い気がしないですよね。

でも今のところ、そういう風に声をかけられた中では、僕より健登の方が有名みたいなんですよね。これから逆転しないと困るけど。

その有名な我が息子ですが、最近いろいろ自己主張が出来るようになって(しまって)、面白いです。少し遅めかも知れないけどずいぶん喋るようになったし。なにか欲しい対象がなかったりいなかったりすると、「ないねぇー、ないねぇー」とひっきりなしに言っています。
食事の支度をしているのを察知すると、今日なんか自分で自分の椅子を押してきて食事の定位置へつけてしまった。それで椅子を指して「ここっ、ここっ」と座らせろと叫ぶのであります。


2001年12月20日(木)スクリプトで読み込み

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です