ゲラ日本人会

今日の夜は、うちの劇場の日本人バレリーナ二人が我が家に来てくれました。

今までも二人がそれぞれ家に遊びに来てくれたり、健登と一緒に散歩に行ったりしてくれたことはあったんですが、二人そろって我が家に来てくれたのは今回が初めてです。

今年が2シーズン目になる荻本美穂さんと、昨シーズン途中から急遽契約してメンバーとなった奥沢史子さんです。お二人ともここの劇場と契約する前は、東京の新国立劇場のダンサーとして踊っていました。僕が2000年の春から夏にかけていくつか新国立劇場の公演に出たときの公演パンフレットや冊子を探してみたら荻本さんの名前を見つけることが出来ま...


した。
話がそれますが、ダンサーという職業では、日本では全く採算が経たないそうですね。僕は歌い手は大変なんだ、とそればっかり考えていたけれど、話を聞いてみるとダンサーの方がずっとずっと大変なようです。新国立劇場と契約するような優秀なダンサーがこうしてどんどん海外に流出してしまうというのは、日本のダンス界にとっては大きな損失だと思うのですが、状況を見るとダンサーを「職業」として考える場合には当然の選択な様です。

僕はまだ残念ながらお二人の出演するバレエの公演をまだ見ていないのですが・・・。(ごめんねー)
同僚に話を聞くと、お二人の評判は、前評判からしてもとても高かったです。同じ日本人として鼻が高いですね。荻本さんはもうすぐゲラでプレミエを迎える「クルミ割り人形」で、主役のマリーを踊られるそうです。嫁さんはきっと見に行くことだろう。僕は「さまよえるオランダ人」の稽古だろうなぁ・・・。

そうそう、そういえば、「さまよえるオランダ人」のプロダクションで、「さまよえるオランダ人」の幽霊船乗組員として、あらかじめ撮影したビデオでの映像効果を使うのですが、奥沢さんはその収録を先日やってくれたそうです。「あれはダンスとは言えない」と奥沢さんはいいますが・・・。

とにかく、ゲラに日本人が3家族!すばらしい!ブラボー!もっと増えないかなぁー。

2002年9月16日(月)スクリプトで読み込み

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