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2003年8/29(金)の日経新聞夕刊の「若手オペラ歌手台頭」という記事に小森輝彦が紹介されました。日本のオペラ界で新国立劇場の開場後に台頭した世代の歌手として、高橋薫子さん、中鉢聡さん、幸田浩子さんと共に写真付きでの掲載でした。
日本のオペラ界で、一九九七年の新国立劇場の開場後に台頭した世代の歌手が一線に出てきた。三十代後半が中心で、声と音楽性に加え、スター性にも恵まれている。海外の歌劇場で歌いながら折に触れて帰国、急成長ぶりを披露する人材も多い。
二期会には海外と日本を往復しながら、新国立劇場へ出演する歌手が目立つ。昨年十二月の「ナクソス島のアリアドネ」では独テューリンゲン州アルテンブルグ=ゲラ市立歌劇場で専属第一バリトンを務める小森輝彦が音楽教師役で出演した。小森は今年二月の「アラベッラ」のマンドリーカ役に登場した。演技・歌唱力、ドイツ語の発音を買われた。ドイツでの小森はシュトラウスだけでなくモーツァルト、ヴェルディも歌い、次のシーズンにはワーグナー「ニーベルングの指輪」の難役、ヴォータンに挑む。来年七月、東京・津田ホールで開く予定のリサイタルでは、幅と奥行きを増した歌を披露することだろう。
(新聞記事より一部抜粋)
写真は記事とともに掲載された「さまよえるオランダ人」の舞台写真