読売日本交響楽団の練習

昨日もオーケストラと練習でしたが、今日もこれから練習です。
僕らが歌う「タネーエフ: カンタータ〈詩篇の朗読〉 op.36」というのは、日本初演になるようです。チラシなどにははっきりそうはっきり書いていないようですが、こういう曲だと演奏履歴をきちんと確認するのも難しいんでしょうね。壮大な曲で、ドイツ後期ロマン派的なスケールの大きさ、和声的にもはみ出しかけるがはみ出しきらないみたいなところで、僕はこういう曲は大好きですねー。


ソロは4人で、二期会公演でもご一緒した斉藤紀子さん、学生時代から久しぶりの再会になった加納悦子さん、いつも御世話になっている門下の先輩でもある経種廉彦さんと僕です。曲としてソロがあるのはメゾの加納さん一人で他の三人はアンサンブルのみです。この加納さんのアリアが素晴らしくってねー。


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僕はロシア語は一応少し自分で勉強して、読めることは読めるのですが、文法的には挫折しまして・・・。曲の意味くらいは辞書で何とか調べるのですが、活用が頭に入っていないので・・・やっぱりむずかしいです。
でもドイツのロシア語文法書で勉強したのは良かったと思う。ロシア語は格が6つもあるのですが、これに対してドイツ語は4つ。英語は3つですね。でも日本語は格という考え自体が当てはまらないのではないかと思うので、文法的にシステムが似ている言語を経て勉強したことは良かったと思っています。一応枠だけは理解できたから。
発音も、ロシア人の友達にお墨付きをもらったことがある(スペードの女王のアリアを歌ったときですが)ので、一応こんなもんで良いんだろうとは思っていますが、同じ綴りでもアクセントがあるかないかでそのシラブルの発音が変わるので、これまたやっかいです。


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読売日本交響楽団の練習所がある京王稲田堤は隣がよみうりランドという場所ですが、稽古場に隣接して巨人軍の宿舎があるとか。有名人に会えるかなぁなんて思ったけど、まだ会ってません。昨日は帰るときにサッカー場で練習やっていた様だった。建物にVerdyとかいてありましたが、ヴェルディって場所を移したりしたんじゃなかったでしたっけ?日本にいないと事情がよくわかりませんが・・・。
今日は、トランクに入りきらないであろう荷物を船便で出すべく、大きな段ボール二つ分の荷物を作りました。傷つかずにゲラまで届いてくれることを祈ります。カニの缶詰が見たこともない様な他の缶詰と入れ替わっていたとか、摩訶不思議な話も聞いた様な気がするからね。

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