前のエントリで、講演が素晴らしかったことやランタン祭りのことを書いて、その後すぐに土曜日(12日)の講演の内容とか、その夜に始めて体験したオイリュトミーのことを書こうと思っていたのです。ところが正にその土曜日に、事件があって、それに関わる必要が出てきたせいで全く日記を書くどころではなくなってしまいました。
今も、実は日記を書くどころじゃないんだけど、どうして日記を書けないかという理由のち報告がてら、手短に。
これは日本語のサイトだからドイツ人の人たちはほとんど読まないと思うし、すこしわかりやすく書きます。今進んでいるヴァルドルフ小学校の設立運動の中で、好ましくない動きが前からあったのですが、それが一気に表面化して、なんと設立責任者のハースさんを追い出してしまったのです。
僕はこの人が先生になることで、この人の人格や教師としてのヴィジョン、経験などに強く納得して、健登をこの小学校に入れることに最終的な決心をしたのです。でもこの人がいなくなってしまったら話が全然別。
しかも、どうやらこの動きの裏には、この小学校設立を通して金儲けをしたい人、職場を確保したい人、「学校を設立しました」というキャリアを築きたい人などの思惑が動いているのです。
僕はこれらの動きがあるのは知っていたんだけど、それで小学校設立運動が活発になった部分もあるので目をつぶっていました。でも、ハースさんがいなくなったら僕らにとっては意味がない。いや、意味がないという事はないか。でもかなり意味が減る。
しかも彼はこの半年以上の間、2回交通費をもらっただけで、毎週毎週Geraへ何百kmもの距離を来てくれていた。そして政治家との交渉、プレスへの働きかけ、講演のプランニング、自身も講演をし、セミナーをし、知人の人智学徒を招いて、と働きに働いていたのです。全く報酬なしに!その人を追い出したんですよ。
一番の黒幕の思惑としては、そのポジションに別の人を押し込みたいわけです。同じ職場にいた人が2年生を受け持つ予定だったんだけど、2年生に転入する予定の子供が思う様に集まらないので、その2年生を受け持つ予定の人が職にあぶれる可能性が出てきたことも理由の一つらしい。・・・日本語とはいえ、完全じゃない形でこういう事を書くのはフェアじゃないかなぁ。でも彼らがやったことの汚さ。僕は許せません。
それで、僕ともう一人、立ち上がった親がいて、この数日間、ビーレフェルトのハース氏、ケムニッツのヴァルドルフ小学校の先生、ゲラのヴァルドルフ小学校の先生になる予定で今研修を受けている人達、キリスト共同体の責任者の人などなどと、電話しまくって善後策を協議しているのです。
それで今日の夜、イェナとゲラのVereinの合併する会合があります。
このゲラのヴァルドルフ小学校は最初はイェナの分校みたいな形でオープンします。最初の3年は援助金が出ないので。で、イェナのヴァルドルフ小学校にそういう形での援助を要請し、受け入れられて小学校設立が実現したわけです。
ここで、このVerein(協会)は小学校の経営を支えるのですが、そのスタートに際して僕も理事になる必要が出てきて、そのために今日はイェナに行きます。
もうね。この数日ドイツ語ばっかりで難しい話をしすぎて、ちょっと頭がパンク状態。その上でこの会議でちゃんと主張が出来るかわからないけど、僕がやらないで誰がやる?と言う状況なので、いってきます。