今日はこれからアルテンブルクでの「ドン・ジョヴァンニ」プレミエです。その前にGMDのフェルツ氏のお宅に招かれているのですが。遅めの朝食を一緒にしようと言うことで。(一度目の朝食はもう朝6時に健登と一緒に食べちゃいましたが)
結構ドイツ人の交際の仕方としてブランチを一緒に楽しむというのはよくやることのようですね。
一昨日は今日のプレミエのためのGPだったのですが、一度の通しだけで照明から道具から全てうまく行くわけもなく、2度ほど止まりましたね。アルテンブルクの方が若干舞台が小さいので、走り回るジョヴァンニとしてはスタートのタイミングを変えないと袖まで走り込んでし...
まうことになるので要注意です。
GMDのフェルツ氏とはDuで話すことになりました。ご存じの方も多いかも知れませんが、ドイツ語には呼びかけの人称が2種類あって(SieとDu・・・簡単にいえば「あなた」と「きみ」)、親しくなったらDuに切り替えて呼びかけも名字でなくファーストネームにしますが、そのときには「お互いDuで呼び合おうね」というような申し合わせ(?)があって握手をしてお互いのファーストネームを名乗るという事をします。
基本的に歌手の同僚とは大体Duで話していましたが、フェルツは一応シェフだし、歳はこっちが上だけどこちらから「Duにしよう」とは言えなかったのですが、彼の方から申し出があったので。
僕はこの「Du」で呼び合うことに結構、特別の意義を感じています。日本人同士でいくら同僚でも20歳年上の人に「きみ!」とは言わないでしょ。年齢層を超えて友情を築くチャンスを作ってくれるんですよ、この「Du」は。
2002年5月5日(日)スクリプトで読み込み