いまは毎日、新国立劇場と家を往復しております。
家と行ってももちろん僕が東京に住居を持っているわけもなく、嫁さんの実家に居候させてもらっています。
場所は亀戸なのですが、新国立劇場へは総武線で新宿へ出て、京王新線で乗り換えて一駅で初台、となかなか快適です。
僕が前に日本に来たときは確かまだ試験段階じゃなかったかと思うのですが、「スイカ」というのが本格的に広まっていてびっくりしました。ありゃ便利ですね。
日本の皆さんに読んでもらう日記に書く事じゃないかなぁ。まるでおのぼりさんだ。
あとパスネットでしたっけ。複数の私鉄で使えるプリペイドカ...
ード。これも便利ですよね。
いやぁ本当に東京は「便利」がキーワードの街ですね。やっぱり人が多くて疲れるけど・・・。
僕は、東京生まれの東京育ちなんですけど、結局慣れませんでした。この人の多さ。ドイツに行ったらより人混みが苦手になってしまって、買い物とか目的がないとあまり街に出ていく気がしないです。
僕ね、「お前の雰囲気からはほど遠い」とよく言われるんですけど、実家は渋谷区の神宮前なんです。表参道のすぐそば。「でも」なのか、「だから」なのかわかりませんけど、人が多いところは徹底的にダメなんですよね。ほんとゲラは人がいなくて良いですよ。
さて、今日はアラベッラのソロ稽古があり、その後、ナクソスの方の演出スタッフとして来日しているザビーネ・ゾンタークさんとちょっとお茶をしました。彼女が、砂糖抜きのパンを見つけるのに苦労しているというので、うちの(正確には嫁さんのお母さん所有の)パン焼き器で、砂糖もミルクも使っていないパンを焼いて持っていってあげたのです。ドイツのパンは砂糖もミルクも入っていないですからね。
6日間ドイツに戻ったときはベルリナー・クルステン・ブロートという割と色が濃いパンを買ってきてあげたらとても喜ばれました。
色々興味深い話題が出ましたが、それは機会があればまた書きたいと思います。
ザビーネは(Duで話すことにしたのです)、この今回のナクソスがハノーファーで初演された際の演出助手で、いまはハノーファーの音大の教授だそうです。気さくな人で、いつも話し込んでしまいます。
さて、ニュースレター第一号の用意が出来ました。さっき管理人さんに原稿をお送りしました。いまからでも間に合いますから興味のおありの方はサイト内の申込ページから申し込んで下さいね。公演の案内、公演演目の紹介などが主な内容です。
2002年12月2日(月)スクリプトで読み込み