一昨日、「ランメルモールのルチア」のアルテンブルクでのプレミエがありました。
土曜から、日本からのお客さんが来ておりました。その前はソプラノの森川栄子さんが1週間来てくれていたんですけどね。
今回のお客さんは、僕が何度も一緒に仕事をして、日本に滞在しているときは家族ぐるみでお世話になってしまう指揮者の方です。二人生徒さんを連れて、イタリア、オーストリア、ドイツ音楽の旅であります。
一昨日の「ランメルモールのルチア」のプレミエにあわせてゲラに来てくれました。エンリーコはまぁ大事な役ではあるけど、リゴレットやオランダ人なんかを見てもらいたかったのはあ...
るけど、彼の仕事の都合でルチアになりました。
公演は大変な盛り上がりようで、もしかしたらゲラのプレミエより盛り上がったかも知れません。カーテンコールも最後はスタンディングになりました。演奏的には、回数を重ねていることもあり、ゲラでのプレミエよりは断然良い演奏になりました。演出もこなれてきているしね。
でも、よく考えたら、こなれてダメになっていく演出も多いのだから、これは当たり前のことではないかも知れない。劇場のオペラ・ディレクターでこのプロダクションの演出家のProf.Blueherが毎度毎度細かくダメ出しをしながら本番をやってきたのが良かったのでしょう。僕なんか今回また芝居をけっこうかえているところもありますしね。他の歌手はみんな嫌がっているけどね。「プレミエが終わったら勝手にやらせろ」だって。
最近、オペラファンの人から、ゲラでもけっこうサインを求められるようになってきましたが、プレミエの後の打ち上げで、よく話した事があるオペラファンの人から写真をもらいました。前回のゲラでのルチアの時に終演後に楽屋口でルチア役のダヌータと一緒に取ったのです。僕ももらったんだけど、この写真5枚に日本語でサインしました。漢字書くとみんな喜ぶからねー。
2003年3月10日(月)スクリプトで読み込み