昨日は今シーズン最初の本番だったのですが、結構大変でした。
というのは前日の夜から急に体調が悪くなってしまいまして、体の節々の痛み、腹痛、頭痛。おなかの調子も悪い。
前日に、Wiederaufnahmeprobe(再演の為のGP)があったのですが、それを終えて帰宅したら、ちょっと尋常でない疲れ方だなぁと思っていたら、疲れからくるのだと思っていた体の痛みが少し休んでいてもちっともとれない。そういえば数日前から腹の調子も悪い・・・。
幸い熱もないし、喉の痛みもないので、歌うことは出来ると思うけど、とにかくしんどい。
で、午前中の「椿姫」の立ち稽古は休ませてもらいました。
(しかし、どうしてナブッコのGPと本番の間の午前中に他の演目の立ち稽古入れるかね?)
で、本番は歌ったんですが、やっぱりしんどかった。
でも、この夏の成果がいろいろと活きて、改善されたところがいくつもありました。声楽的にもそうなんだけど、おもしろかったのは、今日のオープニング・ガラのGPで(今はオープニング・ガラのGPの出番待ちの間に書いてます)何人もの同僚が「昨日のナブッコは今までよりずっと良かった!」と言いに来てくれたんですが、芝居面での事を多くほめられたんですね。
実際数カ所は芝居を変えたんだけど、彼らが言っているのは、ナブッコとしての深みがでたとかキャラクターがよりはっきりしたとかそう言うことだったようで。
声楽面での安定が、より演じる面での集中力を高めたような気がします。
コレペティの一人で、カトリックの教会での資格をとるべく勉強している人がいて、その人がディプロム論文のテーマとしてナブッコを選んだんですね。自分がピアニストとして参加したと言うこともあるだろうし。
で、論文に使う資料と言うこともあって昨日の公演を録画していました。僕のDVカメラを貸してあげたんですが、出来たらここからまたDVDを作ってみようかと思います。
2004年9月4日(土) No.337