リーダー・アーベント本番が終了

一昨日、僕にとってドイツで初めてのソロ・リーダー・アーベントが終わりました。


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無事に、というか大変好評に終えることが出来て、とても嬉しいです。日記としてこれの報告を書いていたんだけど、段々リキが入って来ちゃって、ずいぶん長くなったし、エッセイとして掲載することにしました。エッセイのページの方をご覧下さい。


僕にとって、結構記念すべきコンサートで、それをかなり自分で満足出来るレベルで終えることが出来て良かったです。本当に。しみじみ嬉しいですね、これは。特に難曲を多く含んでいたプログラムで、色々な意味での緊張の中それをこなせた意味も大きいです。
またシュタイナーの話との関連になっちゃうんだけど、去年の9月以降、ガイスト(直訳すると「霊」)、魂、肉体の3要素をいつも意識して暮らしていて、以前の僕は意識している中ではガイストの部分が勝ちすぎていたと思っています。ガイスト(霊)とゼーレ(魂)は日本ではまとめて「こころ」と考えられているように思いますが、シュタイナーの人智学の中では明確に分けられているのです。
霊というとどうもお化けが出てきそうな感じがするけれど、わかりやすくするために誤解を恐れずにいうと、これは「自己」と置き換えてみるととりあえずわかりやすいです。人智学での「自己」は肉体、エーテル体、アストラル体の上に立つものとして使われている言葉なんですけれども。まぁこれは置いておこう。
発声技術がまとまってきたことがまず大きな要素ですが、体全体が鳴ることが魂の連動を呼び、また技術の安定によってリラックスした状態で歌えることが、自己の考えた演奏計画が魂を通って肉体に伝わり、それが肉体によって音となって空間をふるわせる、というような構図が、割とはっきり僕の前にある状態で演奏出来て、これは大変幸せなことでありました。
・・・あれだけ長いエッセイ書いて、まだ書くつもりかい?!と自分につっこみたくなってきたので、この辺にしておきます。

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