そう、そのインタビューはなかなか楽しかった。しゃべりまくってしまった。僕はやっぱりおしゃべりらしい。音楽の友誌の「国際派宣言!」というシリーズなのですが、掲載は11月号の予定だそうです。
インタビュアーの石戸谷さんもおっしゃっていたけれど、今まで何度も話は出たんですが、僕の日本滞在が短いせいでなかなか実現せずにここまで来てしまった。でも今回の滞在は長めだし、前もって二期会の広報担当の方がオーガナイズしてくださっていたので実現しました。
内容に関しては書くわけに行かないのですが、とにかく多岐にわたる内容になってしまって、石戸谷さんも「どうやってこれをまとめたら良いんだ・・・」とつぶやいておられました。編集担当の方がその後間髪入れずに「増ページは難しいですから、よろしく」とおっしゃっていたのが笑えた・・・って、僕が笑っちゃいけないんですけど。僕がしゃべりすぎたのがとにかく元凶。
二期会の広報の大門さんの意見では、僕が舞台で今回の「フィレンツェの悲劇」ほど若々しかったことはかつてない、という事で(そう思われます?みなさん)、この取材でも撮影があるのですが、スーツなどよりカジュアルな方が良いだろうと。で、僕はファッションというやつにはとことん無頓着なので、おととい嫁さんに頼んで服を選んでもらいました。大体服を買うときは僕は自分で選ばないんだよね。自分で良いなぁと思う服をそのまま買うと、来てみて「あれ?」という感じになる。難しいですね。で、嫁さんが選んだ服は、その時は「そんなに良いかなぁ?」と思っても、後で自分で着ていると、必ず気に入るんですよね・・・。なんか悔しい気もするが、事実だし、僕だって似合った服を着たいので、こういう時は嫁さんにお願いするわけです。
インタビューの後はデュオ・リサイタルのあわせ。全曲通しましたが、いやぁ楽しい。重いオペラの後だからドイツ歌曲の繊細な声のコントロールに問題があるかなぁなんて思ったけど、そんなことなかった。アンコールの相談をしたのですが、1曲は全く毛色の違うものになりそうです。
さて、インタビューの前の午前中は、健登と遊びにでました。ここのところ、あんまり一緒に遊べてないからね。数日前に健登は虫取り網と虫かごを買ってもらっているので、近くの公園に虫取りに行きました。
蝉ももうちょっとで取れたんだけど、失敗。モンシロチョウとアゲハをゲットしました。僕はね、小学校の時に「昆虫博士」と呼ばれていたのです。えへん。昆虫には詳しい。もうかなり忘れちゃったけどねー。
話は変わりますが、折り紙というのは日本の文化として世界に誇れるものだという認識を新たにしました。おおげさか?
数日前に100円ショップで折り紙買ったんだけど、それは今健登が昆虫、それもカブトムシ系にはまっているので、カブトムシの折り紙の折り方がついているやつを見つけたのでね。で、折ってみました。紙を一切切らずに、どうしてこんなものができてしまうんだろう?折った自分で不思議です。すごいです。
ドイツにいると、結構折り紙を折ってくれと頼まれることがあるんですね。嫁さんも幼稚園で教えてあげたりする。僕も実は嫌いじゃなくて、小さいときは結構、折り紙の本を買ってきて折っていた・・・男の子としては珍しいかも知れないけどね。動物を折るのが好きでしたねー。
カブトムシとクワガタを折って並べてみました。これ、100円ですぜ。信じられない。