今年一番の寒さと車のこと

なんと朝起きたら、マイナス12度でした。僕が覚えている限り、ゲラに来てから、市内でこれほど寒くなったことはないんじゃないかな・・・。あるいは僕らが無線の温度計(っていうのか?)を買ってベランダの気温を毎朝見るようになってからは。


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実は少し前に、やっぱり寒かった朝に車のエンジンがかからなかったんです。秋に車を買い換えたんですが、バッテリーはあまり新しかったとはいえないようで・・・でもディーラーに文句言ってみた。そうしたら「一年保証の項目にバッテリーは含まれていません」でおしまい。まぁ大幅に値下げされていた物件だったので、仕方ないかなぁ、と思いバッテリーを新しいものに交換しました。そのときはマイナス6度。今朝はもっと寒いから、エンジンがかかるか早めに行って試しておきました。近くのWeber家と一週間交替で子供を幼稚園に連れて行っているのです。Weber家のLenaちゃんも健登と同じヴァルドルフ幼稚園に行っているからね。今週は僕の番で、エンジンがかからないと、Weber家にも迷惑がかかってしまう。


さすがにバッテリー換えたばっかりだったし、ちゃんとかかりましたよ。良かった。でも一度かかってからすぐに止まってしまった。すごくエンジンが冷えている感じ。
実は昨日はドアが凍ってしまってあかなかった。それで解凍スプレーなるものを使いました。しゅっと吹きかけてしばらくすると氷が溶けていきます。今日はドアは問題なく開いたけど、やっぱり寒いんだなぁ。エンジンをすぐ止めたくなかったので、ついでにガソリンを入れに行ってから家に戻り朝食。


昨夜の時点ではマイナス13度になるって話だったけど、上の写真の通り、マイナス14度になりました。これ、昼間です。
もう、外に出ると、空気の張りつめ方が全然違う。こういうの、最近無かったから忘れていましたよ。呼吸すると鼻の中がピキピキッという。


そう、車ですが、前に乗っていた三菱のギャランがかなり限界に近くなっていて、9月くらいから真剣に探していました。僕らは日常的に長距離は乗らないけど、乗るときはそれなりに長距離を走るし、仕事で長距離を走るときに、もうちょっと乗っていて疲れない車がほしかったのです。
で、色々見たんだけど、なかなか見つからなかった。予算の限界もありますので・・・。
そのうち同僚にも、「良い中古車見たら教えてねー」と言っておいたら、まえにギャランを買ったときも全面的にサポートしてくれたバス・バリトンのベルンハルト・ヘンシュ君が、今回も耳寄りなニュースを。
「お前のうちの近所のプジョーの店が、中古車を軒並み値下げしてるぞ」
で、早速行きました。ベルンハルトもつれて。彼はカーマニアだから、試乗で僕がわからないこともわかるのです。
オペルのヴェクトラのディーゼルが目当てだったんだけど、よく見たらアウディーもコンビがあった。・・・コンビという言い方はドイツ流かなぁ。ハッチバックというか、あのライトバンみたいなヤツのことです。
で、アウディーも試乗してみたら、車の状態は全然アウディーの方が良く、しかも絶対条件であったクーラーに関してはヴェクトラは壊れていた。中古を軒並み値下げしたディーラー側はあまり率先して「修理する」とは言わない。クーラーの修理ってそれなりにかかるみたいだから。
で、僕は嫁さんとも相談して、それからよく世話になる修理工場にも相談した。そうしたら修理工場の兄ちゃんが「だったら、もう一度試乗したいと行ってここに持ってくれば、全部見てあげるよ」という事になった。持つべきものは友達だなぁ。
その申し出に甘えてアウディーを持って行ったら、4つほど、このままじゃちょっとね、というポイントを指摘された。値下げ前の値段をみると、だいたいこの車種のこの年のモデルとしては平均的な値段だから、これは誠意ある評価と言っていいらしい。
で、たまたま通りがかった、検査担当の人が、まぁ丁寧に色々見てくれて「これは無事故だ!」と太鼓判を押してくれた。


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そう、1000ユーロ値下げしてあったんですよ。これは大きいです。で、決めました。全体的にはこの車には満足してます。特にはっきり違いがわかるのは本番の後アルテンブルクから帰ってくるときなんか、全然疲れないんですよね、運転で。A4の2.5TDI、98年のモデルで全く新しいとはいえないんだけど、内装もきれいだし、燃費がとにかく良いし(今までの半分ですよ)、買ってから知ったんだけどクワットロってのかな、四輪駆動でした。
工場で指摘された4点は、僕からディーラーに指摘して、3点までは修理、交換してもらいました。タイヤに関しては、冬タイヤと夏タイヤが両方ついていて、夏タイヤは減りすぎという事だったけど、あちらとしても、1000ユーロ値下げしてあるからもうこれ以上は勘弁してくれという事らしく、こちらも納得。
ちょっと面白かったのが、ナンバー取得に関して。日本ではどうなのかよくわからないんだけど、ドイツではナンバー取得をディーラーが代行してくれるのでそれをお願いした。「別にどんなナンバーでも良いですから」とか言って。そして、車を受け取りに行く前日の夜、この車の情報が印刷されたパンフを何気なく見ていたら、前の所有者のナンバーが載っていた。それがなんと「G-II444」。ギャランの時もそうだったんだけど、何も問題がないと前のナンバーが引き継がれるようなんですよね。・・・うーん。やっぱり日本人としては4が三つもあるのは嬉しくないなぁ・・・。
で、当日の早朝にナンバーを取りに行くと言っていた担当者を何とか捕まえて事情を説明した。そうしたら「だったらこっちの希望を出さないとだめです」ということで、逆に困った。特に希望はないので。
で、急いで考えて「G-OS330」
説明するといかに僕のイマジネーションが貧困かがばれる。最初のGはゲラ市のGです。OSはOpernsängerつまりオペラシンガー。330は僕の誕生日・・・。まぁ444よりいいやね。


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「魔笛」のパパゲーノのエルマー、タミーノのカーステンもアウディーのA4コンビに乗っているので「アウディー同好会作るか?」なんて話にもなりました。8年前の車だけど、三菱は今となっては13年前の車だから、比べるとずっと新しく感じますね・・・。僕はとても満足しています。
ギャランもずいぶん良く走ってくれたよなぁ。うちの家具はほとんどこの車で買って運んだわけだし。長い間、お疲れ様でした。

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