年始のニュースレターに、「正月休みにスキーに行く予定だが、暖冬でスキーが出来るほど雪があるかは絶望的」と書いていたのですが、これが元旦に降り出した雪で、ぎりぎりスキーできました!7年ぶりのスキーで、結構家族みんなで楽しみにしていたので、本当に良かった!
ここ数年、クリスマス前から正月までベルリンからソプラノの森川栄子さんが遊びに来て一緒に過ごすのは恒例になっておりまして、今年も一緒にスキーにも行ってきました。彼女は今日、ハレでオペラの本番があるので、ゲラに一緒に戻ってきたあとに電車でハレに向かいました。ハード・スケジュールだ。
僕らが「歩く旅行会社」と呼んでいる森川さんは、旅行だけでなく、わからないことはない、もしあっても即座に調べてしまう人なので、旅行のことも予約とかお任せしてしまいました。ありがとうね。
で、とってもらったのが、このOberwiesenthalという、チェコとの国境にある町のリゾート・マンションみたいなもの。台所がついていて、ここはとても快適でした。
新しい建物らしく、とてもきれいだし、台所がちゃんとしていて、こういう風に休暇に来ても、バッチリ自炊したい我々にはピッタリでした。
この町は、本当にチェコ国境のすぐそばで、この写真にうつっている向こう側の建物はチェコなのです。去年最後のオペラプロダクションがヤナーチェクの「利口な女狐の物語」だった僕としては、何だか親しみの湧く国なわけですね。
さて、問題の雪は、元旦に突然降りました。本当に、神様ありがとう。大晦日まで8度くらいの気温が続いたのに、元旦で急に気温が下がり、ゲラでも0度くらい。このOberwiesenthalではかなり冷え込んだと思います。それで降ってくれた雪で、何とかスキーが出来る程度の積雪になりました。
初日は、到着したのが午後2時くらいで、その日は滑らなかったのですが、一応下見をしようと、ロープウェーに乗って上まで行きました。この写真がそう。すごい吹雪みたいに見えるけど、確かにすごい風だった。この建物の近くにあるウェブ・カムで数日前に見た映像では青々とした緑が写っていたのですが、この変わり様はすごい。
さて、僕と嫁さんは7年ぶりですが、健登はスキー・デビューです。はい。また親ばかフォトですいません。健登も楽しみにしていたので、滑れて良かった。よく考えたら僕も幼稚園の頃にスキーを始めたので、今の健登の年齢だったんだなぁ。
7年ぶりにやってみて、スキーというのは僕が得意としている数少ないスポーツの一つだったんだなぁ、としみじみ思い出しました。高校1年の時に、貸しスキー(だったと思う)でスキー検定2級をとって以来技術的には全然進歩していないのですが、息子に教えて自分も楽しむには十分でした。このブランクが気になったのですが、まぁ何とか。
さすがにその後、自分でスキーは買ったのですが、ドイツには持ってきていないので、今回も貸しスキー。で、貸しスキーでの難点は、ちょっと板が柔らかすぎるんですね。いわゆる初心者用だから。で、体重をかけてもエッジが効かなくて、結構ずるずる滑っちゃう。あと、僕は足の幅が広いので、靴が合わないと変な筋肉を使う羽目になって、とても疲れる・・・。初日は靴が合わなくて苦労しましたが、二日目は別の靴で靴下も換えて、板も長めにしたら快適でした〜。ビデオを持って初めてスキーに来たのですが、自分の滑りをとってもらって、初めて見ました!フォーム研究に良いですな、これは!
今回は、森川さんも健登も初めてで・・・森川さんは北海道出身なんですけどね・・・したが、二人ともすごい上達を見せました。健登は最初は結構びびっていたところもあるけど、二日目の最後は結局この初心者用ゲレンデを上から下まで一人で滑り降りてきて、ちょっと親ばかとはいえ、僕は驚いた。本人も楽しんだようで、良かった、良かった。本当に良い休暇でした。
スキーのあとは、この土地の蒸留酒を購入。ゲラでゆっくり楽しみます。
全然関係ないですが、これは元旦に家族で散歩した時の写真です。雪が全然ないでしょ〜。オスターシュタインというお城の跡でとりました。「パパは服が全部緑で、森番みたいだねぇ」と、まだ女狐の話題がホットな小森家です。Oberwiesenthalへの行き帰りも、健登の強いリクエストで、女狐の録音を聴きながらドライブしたしねー。また親ばかモードですいませんが、もう一つ。今回の女狐のプロダクションを健登は2度劇場で見たわけですが、録音を聞いていて前奏曲で「ここはパパが出てきたところだ」とか、「ここは校長先生がパパを刺してた」とか、色々言うんだよね。こういうのってちょっと特殊な記憶力な様な気がするなぁ・・・。
健登は今月からチェロを習い始めます。これも本人、大変楽しみにしております。バイオリンにも興味を示していたのですが、人智学的なところから言うと、感覚の部分を飛び越して知性の方に偏りがちな健登には低音楽器の方が良いと言うこともあり、決断しました。
下あごの発達がちょっと遅れていて、これが今、我が家としてはちょっと心配事の一つなんですが、これもおおざっぱに言うと意志・体の発達=喉、感覚・感情の発達=下あご、知性の発達=上あご、という対照があって、これも健登の発育の傾向を一つ示しているのですね。ゆっくりですが、このチェロや治療オイリュトミーで、じっくり対応していきたいと思っています。
楽しいお正月だったようで何よりですね。今年もご家族の皆様ともどもお元気で。
年末年始、とくにスキー場ではお世話になりました m(_”_)m。次回からは初心者らしく下の方で大人しくしていようと反省しとります(笑)。
ベルリンなんて今日10度ですよ10度!なんなんでしょうねこの暖冬は。我々は本当に運が良かったというか日頃の行いが良かったというか(笑)・・・スキー場デビューが雪無しで出来なかったという笑い話にならなくて良かった〜。ちなみに補足させて頂きますと、北海道でも道東地方は雪が少なくて、ウィンタースポーツといえばスケートなわけです。それでも子どもの頃、歩道や公園に自分らで作った小さなスロープを、防寒靴にくくりつけるタイプのプラスチックの短いスキーで滑り降りたりはしておりました。本格的にスキーに行くには、東京人並みに数時間車なり列車なりに揺られて行かねばならなかったので、やったことがないというわけです・・・。
あけましておめでとうございます。
素敵な新年の幕開けだったのですね。ご家族の微笑ましい様子が画像からも伺えます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
少し遅い年始のご挨拶になりました。明けましておめでとうございます!
健登君すごいですね。。♪
私どこまで憶えているかな・・!?
私もこのお正月に、女狐公演の”ハエさん写真”を親戚にご披露して驚かせて参りました。。
本年もどうぞ宜しくお願い致します!
>ともさん
お陰様で、楽しく過ごせました。雪に関しては本当にラッキーだったと思います。
>ぴかままさん
北海道で雪が少ない地方があるというのがぴんと来なかったわけですが、デビューは無事に済んで良かったですね。
しかし、ドイツは本当に寒くならないね。後への影響が心配ですが。
>姉御さん
とてものんびりしてなおかつ充実した小旅行でした。
今年もよろしくお願いします。
>ハエさん
今年もよろしくお願いします。
やっぱり動物の話だったのがよかったのか、健登はもう女狐は大好きでたまらないみたいです。
でも、近い将来にもう一度やることはなさそうだなぁ・・・。
森川さんのお顔が見れる〜♪
うれしー♪会いて〜♪
森川さんが「歩く旅行社」ってところで結構受けました(笑)
スキー旅行楽しそうで良かったですね!!
健登くん、チェロ習うんだ〜なんかすごいなぁ・・・ご両親が立派な方だから健登くんも大成しそう♪
ところで「エアメール」到着しましたか???
>えーちゃんさん
はい。届きましたよー。
もはや、歩く旅行者では足りないと思います。歩く何でも屋。いや、何でも屋はもともと歩くのか・・・。ふむ。
健登は別に音楽家になるとか、大成させるとかそういうつもりはとりあえず無いですよ。音楽は職業にすると音が苦になる可能性大だからね・・・。