ふう。だんだん疲れもたまってきましたね。昨日、一昨日と二回HP(ハウプト・プローベ)でした。今日の夜はGP(ゲネラル・プローベ)。
劇場のホームページを見てみたら、トップ画像がトスカの1幕から、僕とルツィアの写真になっていました。良かったら見てみてくださいな。トスカのページには3枚画像が出ています。これはHP1回目の写真で、昨日のHP2回目では、もう一度カツラを使用して、多分こっちになると思うので、この写真は本番と僕の舞台姿はちょっと違っちゃうんですけどね。
これはテ・デウムのところです。例の・・・合唱の声はマイクでひろって強めているのに、僕の声はハダカのままのところ(根に持ってる)・・・です。はい。
このセリはアルテンブルクの劇場に改修工事以来ずっとあったんだけど、使うのは今回が初めてだそうで。というのは、ゲラにない設備だったので、両方の劇場で同じ装置を使わなければ行けない関係で今まで使えなかった。でも今回の改修工事でゲラにも同じ規模のセリが出来るので、初めて使えるそうです。
2幕は、本当にニシキゴイがいるわけですが・・・ピアノHPの時は僕があげたえさを食べてくれなかったんですが、HP1回目は食べてくれました。ははは。当たり前だけど、いて欲しい場所にコイがいるとは限らず、コイの位置によっては少し動線を変えなくてはいけなかったりして・・・まぁ仕方あるまい。
ちょっと終盤に来て、結構色々難しい部分が出てきて、若干消耗しております・・・。
芝居がかなり激しいので、歌うための姿勢とか体勢を余裕を持ってとっていられる演出ではありません。たとえば僕はこの役の最高音を歌う直前にトスカに突き飛ばされてほとんどはいつくばった状態でその最高音を歌うしね。
まぁ僕はマティアスの演出には慣れているし、そういうの喜んでやる方なんだけど。
こういうのに慣れていない、受け入れたくない歌手もいるという事ですが、演出の問題であって、スカルピア役の歌手がが個人的にいじめている訳じゃないんだけどね・・・。こういう場で書くのはフェアじゃない気もするので、この辺にしときますわ。まぁ歌い手同士の駆け引き、という部分でしょうかね。ふう。
「トスカ」のプレミエも控えて、疲労困憊のことと思います。
小森さん、ごくろうさまです!!
「トスカ」って一番初めに好きになったオペラです♪
初心者にも内容がわかりやすくて、ドラマチックで台詞が細かくわからなくてもプッチーニの旋律がそれを雄弁が語ってくれる名作だと思います。
今月3日にNHKホールのパイプオルガンと大合唱をバックに直野資さんがスカルピアの「テ・デウム」を歌われた時はあまりの素晴らしさに鳥肌が立ちました・・・。
そしてまたこうして舞台風景などを拝見すると、28日のその場に立ち会いたくなってしまって・・・なぜもっと早くに小森さんの☆スカルピアデビュー☆に間に合うように今回の“オペラ旅行”の段取りをしなかったのかと・・・(涙)
有名な「これがトスカのキスよ!」
・・・の場面は演出に応えながらの高音(!)で大変そうですねぇ?(汗)
遠く日本から公演のご成功をお祈りしております!!
度々すみません・・・自分のブログを整理していたら思い出したことがありましたので「補足」です(^_^;)
そもそも小森氏と出会った長岡リリックホールの東京フィル・オペラガラコンサートのフィナーレでこのトスカの最終場面をカヴァラドッシ(福井敬氏)、トスカ(緑川まりさん)が演じられました。
これを聴きながら「ああ、初めてお名前をお聞きするこの小森さんの歌声でスカルピア聴きたい」と思ったものでした・・・・(ちなみにこの時、小森氏は看守役でした)。
当時、健登くんが産まれたばかりだったように思うので6年くらい経っていますか?
当時、笑顔が印象的だった小森氏は見るからに新婚さんの奥さんに「今日のお夕飯のおかずはなあに?」なんて電話で聞いてていそうなそんな“好青年”でした。
その小森氏が40歳を前にして、邪悪な心を持ち、屈折した形でしか歌姫トスカに愛を告白できなかったスカルピア役で「トスカ」にデビューしようとしています。
だから私の感慨はひとしおなのです。
>えーちゃんさん
ありがとうございます。
えらくお返事が遅くなってすいません。
やっとエッセイ書きましたー。良かったら見てやってください。まだ日記にも出来たらトスカに関するエピソードは書こうと思っています。