二期会ワルキューレの批評記事 追記あり

2008年2月の二期会公演「ワルキューレ」の批評記事がいくつか出ていますのでご紹介します。

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音楽の友 4月号の記事から

フリッカとヴォータンのオペラ
(前略)・・・歌手陣では、経験豊富で役柄を完全に体得しているフリッカの小山由美とフンデイングの長谷川顧の安定感が抜群。特に小山は演出の後押しもあって、ほとんど主役のような存在感を見せていた。今回最大の収穫はヴォータンの小森輝彦で、これほど言葉の意味を咀疇して的確に歌われたヴォータンは日本人歌手としては初めてだろう。今後もワーグナー作品のバリトン役で活躍が期待される。(中略)得な役とはいえ、ジークリンデの橋爪ゆか、増田のり子は、いずれも美しい声を犠牲することなく演じ、ここぞという場面では渾身の歌唱を聴かせた。ジームント役には成田勝美と大野徹也が登場し、いれもヴェテラン健在でることを示したが、少くとも一人はフレッシュな人材を抜擢することできなかったかという思いが残る。(20.24日)

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