レッカー車の移動と健登の手術

ドイツで初めて車をレッカー移動されてしまいました。病院の駐車場が本当に一杯で、子供病棟の昼寝の時間の前に何とか入りたかったので、ちょっとスペースが狭いところに無理やり入れてしまったのが良くなかった・・・。
車を停めたはずの所に車がないときのあの脱力感を味わうのは久しぶりでありました。

息子の容態はまぁ悪くはないのですが、併発した中耳炎がなかなか良くならず、今日耳鼻科の判断で手術をすることになりました。鼓膜に穴を開けて奥にたまっている膿を取り出すのです。前に耳鼻科に見てもらったときに中耳に水がたまっていることはわかっていたのですがその時はすぐに処置をすることはな...


かろうと言うことでした。
でも今回中耳炎の治りが遅いのと、聴力テストの結果がはっきり悪かったので決断しました。手術そのものは5分ですが、まだ小さい子供ですから正確に鼓膜を切るにはやはり全身麻酔をする必要があります。その麻酔の点は心配だったので色々と麻酔の専門医に話を聞きましたが、結局は手術を受ける事にしました。このままにしておくと鼻が詰まっていて鼻の裏の扁桃腺が腫れている状態で鼓膜の内側に全然空気がない状態になってしまうし、膿をそのままにしておくとバクテリアの温床になってしまうという事ですので。
手術の内容、あり得る合併症などを全部記した書類を読んで承諾のサインをしなくてはならず、やはり専門用語が多くて大変でしたが、いつも活躍してくれている電子辞書で切り抜けました。
それにこの病院の先生はどの人もとても親切で納得が行くまで説明して質問も懇切丁寧に答えてくれるので、そう言う意味では安心です。

手術室に健登が向かったら、僕は今日は劇場へ。かえって親がいると良くないと看護婦さんに制されて嫁さんも病室に残っていました。最近言うようになった「だっこ、だっこ」が変化して「でぃやっこーぅ!でぃやっこーぉ!」と泣き叫ぶ健登を見ると駆け寄ってだっこしてやりたくなりますが、健登が頑張って手術を受けるんだからこっちもしっかりしなくてはと思い、嫁さんも僕もじっと我慢。

僕は今日は劇場の愛好会のみなさんの会に招待されて、リゴレットとドン・ジョヴァンニについてインタビューを受けることになっていたので、これは断れず。たまたま受けた質問に「新聞に一緒にでていた息子さんは元気?」と言うのがあったので、一応説明したら早めに帰してくれました・・・。ドイツ語でライブでインタビューってのはかなり頭が疲れます。

その後病院に戻ったら、病院に着いたところで携帯が鳴って、ちょうど健登が寝たところだとのこと。嫁さんも今日は機嫌が悪かった健登を一日中だっこしていてくたくたでしたが、少し話をしてから僕は一人でうちに帰ってきました。
健登は麻酔が軽かったとはいえ、術後30分でもう起きあがっていて、食欲も旺盛、術前に禁じられていたお茶をすごくたくさん飲んだとのこと。熱が下がってきたこともありますが、元気に食べて寝たという事だったので良かった良かった。
2002年1月30日(水)スクリプトで読み込み

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