ファン感謝デー

最新情報のスケジュールのところには「ドアを開けている日」と書いてありますが、よく考えてみたらこの「ファン感謝デー」という言い方の方がよっぽどはまるので、これからこう呼ぶことにいたしましょう。
ドイツ語でTag der offenen Tuerと呼ぶので、まぁ直訳すればドアの開いた日となるわけです。

昨日はゲラ、今日はアルテンブルクで行われました。劇場の、普段お客様が足を踏み入れないところにも入ってもらって、劇場で...


何をどうやっているのか、紹介するようなこともやっています。
舞台で行われたのは、公開稽古。お客様を客席に入れて、オペラやバレエ、芝居の稽古をどの様に進めているのかをお見せするイベントです。

オペラ部門の出し物としては、ゲラでは「ランメルモールのルチア」の稽古風景、アルテンブルクでは「さまよえるオランダ人」をお見せしました。
演出家でオペラディレクターのブリューアー教授がオペラへの解説をしたうえで、稽古を少し見せるというやり方で、僕は「ランメルモールのルチア」にはエンリーコ役でルチア役のダヌータと二重唱を、「さまよえるオランダ人」ではオランダ人のモノローグとダーラントとの二重唱を歌いました。

とても大勢のお客様が毎年いらっしゃるので、催し物としても定着していることがわかります。
子供には風船をあげたり、メイクの人がメイクをしてあげたりするので、客席の眺めもかなりいつもと違ったものになります。

一枚目の写真は、オペラディレクターのブリューアー教授がオペラの説明をしているところです。黒いスーツで、舞台前で話をしているのがブリューアー教授で、僕はその奥、下手の袖あたりで黒い軍服のコスチュームを着て立っています。
笑えるのは、舞台の上で話を聞いているお客さんがいることですが、なぜかおばあちゃんが青い風船持ったりしているでしょ。
このイベントの前には、舞台装置の紹介があったので、回り舞台をまわして実際にお客さんにその上を歩いてもらったりしていたので、風船を持って回り舞台にのってみたお客さんがそのまま舞台に残って話を聞いているとこういう風景になるんですよね。方に赤いショールを掛けたダヌータ(ルチアを歌うソプラノ)もなにやらお客さんと立ち話しているし。
二枚目の写真はそのルチアの二重唱をやっているところ。客席からだけじゃなくて、袖からもお客さんが覗いているでしょ。

三枚目の写真は、イベントのあとにやはり風船をもらった我が息子が舞台に上がってところです。

それで4枚目ですが、これは何とサイン会。
左の衣装を着ている人たちは、演劇部門の役者さん達。真ん中の二人も役者で、この二人は最近プレミエのあったロメオとジュリエットの主役二人です。その隣がダヌータと僕。さらに右はバレリーナ。

サイン会なんてやって、いったい人が来るのだろうかと思っていましたが、僕の予想の2倍のお客さんが来たことをご報告しておきましょう。具体的な数字はふせておきますが・・・。

2002年8月19日(月)スクリプトで読み込み

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