ベビーカー

また新聞の記事からの事ですが・・・。

11ヶ月の赤ちゃんが、傾いたベビーカーからずり落ちて、電車とホームの間に落っこちちゃったんですってね。ぞっとします。

いつか朝日新聞のサイトで、日本のベビーカーは電車の中に持ち込むように作られていないと言う記事があったんだけど。もともとはやはり事故か何かがきっかけだったかな。
母親側の主張はもちろん「子供をだっこして、ベビーかをたたんで抱えて、その上買い物袋を抱えて電車に乗るのは無理だ」というもので(当たり前ですよね)、それに対して通勤する男性の意見として「当然のような顔をしてベビーカーで満員電車に乗ってこ...


られると頭にくる。だれかがベビーカーの上に倒れたりしたら、結局両方怪我するのに」というものが紹介されていました。
・・・まぁ大変ですよね、東京の通勤状況は。でもそれじゃ小さな子供を連れたお母さんは外出できないじゃないですか。いいのかこれで?

まぁ良いわけはないんですけど、仕方ないんですかね。2時間とか電車に揺られて通勤するということは、ドイツではあり得ないですもんね。通勤者の皆さんが抱えているストレスや切実さが違いますもんね。これも一極集中の問題に関係してくるなぁ。根が深い・・・。
うちの嫁さんは東京にいたときの交通手段としてはバスに子供を連れて乗るのが一番大変だといっていました。あの東京のバスのステップはね。無理ですよほんと。

ベルリンではバスは大体、ベビーカースペースを設けているし、電車のホームにもエスカレーターやエレベーターでいけるようになっていたから、かなり快適でしたが、ゲラでは、路面電車に関しては結構問題ありで、ベビーカー用のいわゆる「バリアフリー」の車両はそう多くないです。でも大体は近くにいる人が手を貸してくれて乗り切っているようですが。

朝日の記事でも、「ドイツなどヨーロッパの交通機関には、ベビーカー用のスペースが確保してある」などと紹介してありました。

でもね、嫁さんも言っていたんですけど、ベルリンのバスがそれで問題ないかというとそうでもないんですよね。そういう風になっていると、それは当然の権利と考えるのが人間というもので、ベルリンの母達は、バスに乗るたびに「あぁベルリンはバスにちゃんとベビーカーのスペースがあってありがたいなぁ」と思うわけではないわけです。
バスにまぁ大体2台はベビーカーが乗れるスペースがあるんだけど、3台ベビーカーが無理して乗っかっているバスに、平気で4台目のベビーカーを押し込もうとする強引な母もいて、バスに乗っている一般客と喧嘩になったりしてるわけです。
そういうの見て、「幸福というのは相対的なものだというけど、本当かも」と思ったりしてね。ちょっと飛躍しすぎかも知れないけど。

でも東京でももうちょっとベビーカーでの移動が市民権を得るといいなぁー、とやっぱり思っております。
2002年9月20日(金)スクリプトで読み込み

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