今日は、ナクソスの方は初めての舞台稽古でした。ピアノでの通し稽古。
KHP(クラヴィーア・ハウプト・プローベ)と呼ばれていますが、メイクなしで衣装だけ付けてやりました。照明は一通り入っていましたが、まだこれから直しがあるでしょうね。
舞台装置はハノーファーから送られてきたものなのですが、この装置が問題でね。
綺麗なんですけど、材質の問題なのか、声が異様に響いちゃって、ものすごい残響が残ってしまうのです。結果的に言葉がはっきり聞き取れないくらい。
もちろん明後日のオーケストラでのHP(ハウプト・プローベ)では、ピットにはいるのがピアノからオケになるわ...
けで、かなり響き的には落ち着くと思いますし、大体本番になって客席がお客様でいっぱいになれば、全然残響は変わってくるのですが、あの残響はびっくりした。
あの残響の中でも言葉が聞き取れるくらい子音を強調すると、今のテンポではちょっと演奏不可能ですからね。どうしたって子音に時間をかける分テンポをちょっと落とさないとね。でももちろんその辺のテンポは一応完成しているわけで、僕としては響きが落ち着くことで解決してくれることを祈っておりますが・・・。
KHPとHPの間を縫って明日はアラベラの音楽稽古、それから20日のジョイントリサイタルの稽古です。あーいそがしい。ウソみたい。でも楽しいですけどね。
そうそう、都響の第九ですが、サントリーに続いて池袋の芸術劇場の分もほとんど売り切れになったようです。あとは上野の文化会館だけ。ここは客席のキャパシティーが他より多いからまだチケット入手可能です。
それから大阪のセンチュリー交響楽団の第九の方は29日は売り切れだそうです。佐渡裕さんの人気は関西でよりすごいという事らしいです。
2002年12月7日(土)スクリプトで読み込み