「フィレンツェの悲劇」プレミエを終えて

一昨日の金曜日に、「フィレンツェの悲劇」、「ジャンニ・スキッキ」のプレミエがありました。何度か書いたとおり、今回のプロダクションは演出家の都合で稽古が大変少なくて(立ち稽古5回!)大変だったのですが、最終的には良い舞台を作れたと思います。
かなり暴力的な演出なので、お客様はちょっとびっくりしたようでした。テノールは流血するし、ソプラノはビンでバリトンの頭割るし。この作品はあまり知られていないので、来る前にこういうものだと知ってくる人はほとんどいないでしょうしね。
一転してジャンニ・スキッキは大爆笑を誘っていました。結構、これはドイツ人が好きそうなブラックジョークという...


感じがするけれど、冒頭で死亡したブオーゾ・ドナーティ氏はなんとロッカーの中に隠されるのです。立った姿勢でね。で、お医者さんが回診に来たり(舞台は病院の一室に設定されている)、公証人が来たりしているところで、ロッカーのドアがあいて倒れて出て来ちゃうんですよ。ちょっとやりすぎな気もするけど。
思いっきり暗い「フィレンツェの悲劇」と「ジャンニ・スキッキ」は良い対比になっていたと思います。新聞の批評などは多分明日出るのでしょうね。
このプロダクションを通して思ったことは結構あるので、今度こそ(今度こそ!、まじで)エッセイに書こうと思います。・・・いつから言っとるんじゃ・・・。

ところで、今日はそのプロダクションの2公演目でした。日曜日のマチネ公演。で、朝から変な天気だと思っていたら、雪と快晴を繰り返すこの時期のドイツに時々見られる天気になりました。僕が聴いたのはベルリンの4月に典型的な陽気だとのことでしたが、ここテューリンゲンでもあるんですな。
写真をよく見ていただけると分かるんですが、これはうちの窓から幼稚園の方向を取ったもので、遠くの空は夕焼けになりかかっている晴の空で、手前にはがんがん雪が降っているという次第です。
昨日は18度くらいまで気温が上がったし、ここのところずっと暖かかったのにね。変な気候です。


2003年4月6日(日)スクリプトで読み込み

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