オープニング・ガラの稽古

今日は、シーズン開幕のオープニング・ガラコンサートの練習がありました。
僕は「リゴレット」のアリア「悪魔め鬼め」と「セヴィリアの理髪師」のフィガロのアリアを歌うことになっています。が、このセヴィリアのアリアは、何とバリトン4人で歌うのです。かわるがわるにね。まぁ音楽ギャグですね。マティアス・ヴィンターというバリトンがプログラミングと司会を兼ねているのですが、彼の発案だとのこと。おまけにドイツ語ですから、ちょっと僕は大変・・・。

でも今日あった練習はこっちのフィガロのアリアでなく、リゴレットのアリアを、イングリッシュ・ホルンとチェロと合わせる練習でした。指揮者と...


会わせて4人のアンサンブル稽古というわけです。オーケストラの練習の後に僕が行ってこの練習をしたので、その前に少しオーケストラの練習を聞いていたのですが、うまいです、このオケ。やはりオペラのものはやり慣れているせいもあるでしょうけどね。シンフォニー・オーケストラと、オペラの座付きのオーケストラはやはりかなりキャラクターが違うのでしょうね。後者はかなり本番での歌とのアンサンブルを、オケのメンバー一人一人が出来ていないと、やはり指揮者の棒だけではどうしようもない部分があるでしょうから。歌の聴き方、歌との合わせかたがうまいわけです。でも音が良いなぁと思って聴いていました。

コンサートホールは前にも書いたとおり、比較的残響が長いので、その効果もあるでしょうが、非常にしまった響きの良いオーケストラだと思いました。

チェロの主席もイングリッシュ・ホルン奏者も女性で、感じのいい人でした。ヴェルディをやってるわけですから、もちろんルバートはさ?ケてくれるんですが、どうも「予定通りのルバート」に限る、という感じで、早速ドイツ的だなぁと思ってしまった。まぁドイツなんですが、ここは。ヴェルディですからね、でも。むむむ。大体、こういう4人の稽古を組んでばっちり併せようとすること自体がいまいちイタリアオペラ的でないような気がするなぁ。歌手のわがままだろうか、これは。
2000年8月24日(木)スクリプトで読み込み

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