表紙のメッセージには書きましたが、足の小指を折ってしまいました。いたいです。亀裂骨折ですが、足を引きずらずに歩くのはかなりの努力と痛みを伴います。
折った2日後に「ランメルモールのルチア」の本番があって、怪我をしているとのアナウンスをするべきかで迷ったのですが、結局しないでやりました。演出家との話で、足が悪いエンリーコとして演じるかどうか、つまり痛みを堪えて普通に歩こうとせずに、怪我をしているキャラクターで演じるかという話になってきたのですが、最終的にはどうも納得が行かず、これはやめました。キャラクターとして必要ないですからね。
でも、ルチアでは八百屋(傾斜舞...
台)なので、小指に体重がかかりやすく、痛みを堪えながら演じるのは大変疲れました。走るところ以外は不自然じゃなかったようですが。・・・しかし足の小指折っていて走るかなぁ、ふつう。
この日休憩で舞台裏にいると、日本人らしき女性が客席への行き方がわからなくて困っている様子。話したら、ヴァイマールの音大で声楽を勉強しているソプラノの方でした。テューリンゲンでの日本人の知り合いはまだ少ないので嬉しいですね、こういう出会いは。聞いたらエキストラ合唱として出ているヴァイマールの学生さん達から日本人が出ているという話を聞いて聴きに来てくれたとのことでした。
そして昨日の「死の都市」ですが、ジュリエットのカテリーンがまた病気。それで代理の歌手を捜したようですが、この「死の都市」という作品は今はドイツ内ではここアルテンブルクとブラウンシュヴァイクでしか上演されていないのです。あとはスイスのチューリヒ。少し前まではブレーメンでもやっていたのですが。
で、今回はブラウンシュヴァイクでジュリエットを歌っている人が来てくれたのですが、この方がまた日本人でした!やはりヴァイマールで勉強された方で、コットブスで歌われていたと言う話は噂に聞いていたのでした。
何だかこういうことが続いて嬉しいです。
2003年5月5日(月)スクリプトで読み込み