日曜日の午前中、家族で散歩にでました。隣の公園に入っていくと、なんだか白いポリ袋のようなものが沢山散らかっているのが見えました。
「だれかがゴミ箱でもひっくり返したのかなぁ。しょうがないなぁ」なんて思って近付いてみたら、なんとこれは白い泡の固まりだったのです。
...
そこで嫁さんが「あーっ」という。何かと聞いたら「きっと誰かが噴水に洗剤を入れたんだよ」と言う。そんなことする人いるかなぁと思って噴水のところに行ってみると、見事に泡で真っ白。ちょうど市の係員が止めたところらしく、もう噴水からは水は上がっていませんでした。
そこで風が吹いたらぶわっとその白い泡が空に舞い上がって、まぁ壮観と言えば壮観。ひどい話だ。
ひどいのは、泡のことはともかくとして、公園中のベンチが噴水の池にぶち込んであるんですよ。下の写真の池の手前のがそう。木のベンチなのに・・・。
嫁さんに、「どうしてすぐわかったの?」と聞いたら、ちょうどこの間、親しくしている友人から「自分が若いときにいたずらして噴水に洗剤を入れたことがある」と言う話を聞いてところだったそうで。その友人にその現場から電話をかけてみたら「今回は私じゃない!」とのこと。でもカメラもって見に来ましたよ。
その前日にユーゲントヴァイエという、旧東ドイツでの成人式にあたる催しが、この公演の隣にある我らが劇場のコンサートホールで行われていたのです。つまり「成人した」皆さんが酔っぱらいついでに羽目を外したというわけらしく。
このユーゲントヴァイエというのは東ドイツ時代には、成人して社会主義への忠誠を誓う場となっていたようです。ご存じの通り東ドイツではキリスト教は政府の意向で排除されてきたので、あまりキリスト教徒は多くありません。キリスト教だとコムニオン(年齢的にはユーゲントヴァイエよりずっと早いけど)とかコンフィルマツィオンがそんな位置づけになっているような気がしますが。
このユーゲントヴァイエはいつも劇場のコンサートホールで行われるので、その日は晴れ晴れとした様子の若者がこの公園のあたりに沢山集まっています。
しかしびっくりしましたよ。いたずらもここまで行くとちょっと、ねぇ。
2003年5月26日(月)スクリプトで読み込み