健登の日本語

今日は日曜日。本番もなくてオフでした。昨日、「第六の時」は一応3分の2が立ちがついた状態で通し稽古。まぁ目鼻は付いたという感じでしょうか。来週は1週間立ち稽古無しです。

さて、掲示板にも登場してくれている羽交い締めさん。彼女は僕の同僚なわけですが、同じ時期にベルリンに留学、またほぼ同じ頃に子どもが出来た点でも気が合ってます。
で、彼女のお気に入りの絵本、島田ゆかさんの「バムとケロ」「ガラゴ」シリーズを...


、健登にプレゼントしてくれました。もうずいぶん昔のことですけどね。健登の大のお気に入りになって、最近では自分でも一人で黙々読んでいることも多いし、驚くのは、もう暗記しちゃっていて、僕が夜寝る前に読んであげていると、一緒に音読したりします。それどころか、この間なんか、昼間に一人でベッドでぶつぶつ言っているから何かと思ったら、一人でページをめくりながら朗読しているのです。もちろん健登は字が読めませんから、全部憶えていると言うことになります。ちょっとびっくり・・・。

「バムとケロ」のうち、ケロちゃんというのはカエルなのですが、例えば農家での休暇をしたときにカエルを見て「ケロちゃん!」と言ったりして、かなり健登には重要なキャラクターとして位置づけられていました。写真からはちょっとわかりにくいかも知れないけど、左上の壁に寄りかかっているうさぎのようなキャラクターは「おじぎちゃん」といい、なぜか耳のようものが3本立っています。ベルリンで蒸籠を購入したこともあり、我が家で夏にお饅頭が流行っていた頃、登紀子はお饅頭に筋を入れて「おじぎちゃん饅頭」と名づけて健登を喜ばせたりしておりました。

この年頃の子どもだから、元々あることかも知れないし、外国に住んでいることでその傾向は強まるかも知れないのですが、健登は結構変な日本語を喋ることがあります。
朝起こされて、まだ眠いときは「まだねたい」ではなく「まだねりたい」とかね。赤ちゃん言葉の範疇かも知れないけど。ちなみにしばらく前までは「たべる!」を「たれぶ!」と言っていましたが・・・。
でも、健登の場合はわざと崩して楽しんでる気配が時々あるのです。僕を呼ぶときも「パパー、パパー、パピー、パプー、パペー・・・」と変化させて笑ってるし。
で、少し前から、緑色のものを指して「これはケロい!」と言って、自分で爆笑しているようなことがありました。まぁね、これは分かります。僕も笑いました。
でももっと強烈な事件が先日・・・。僕は腹が本当にねじ切れるかと思った。

絵本のシリーズの中で「バムとケロのお買い物」というのがあるのですが、バムとケロが買い物をする店の一つに、いろいろな形の扉の中に面白いものが隠されている店がありました。その扉の一つ一つが、実は登場キャラクターの顔の形になっているのですが、健登はその時初めてその事実に気付いたようなのです。
で、ケロちゃんの形の扉を指さして、「これはケロい!」と。親は「そうだねー。ケロちゃんの形だねー」と。
そして、おじぎちゃんの顔の形の扉を指して言うことには「これはおじがい!」・・・。
おじがい。「おじぎ」を彼なりに活用したようなんですが・・・。もう僕は腹が引きつるまで笑い転げました。今も書きながら腹筋がフルフルしてしまう・・・。
2003年10月26日(日)スクリプトで読み込み

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