2003.11.08
「第六の時」はまだ最後まで立ちがつかずに本番まで2週間を切りました。まぁ後は最後のシーンだけだし、間に合わないという事はないと思うけど。
で、例によって、僕はまた大工仕事。
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今日は、健登の遊ぶスペースに布のカーテンで屋根をつけました。写真をクリックすると大きくなります。
ちょっと雑然としておりますが、これはリビングの一画を、健登のプレイゾーンにしているわけです。作業用の脚立などもあって良くわからないかも知れませんけど。
健登が通っているヴァルドルフ幼稚園。各地のヴァルドルフ幼稚園でよく見られるのが2枚目の写真にあるような、ついたてで仕切ったスペース。上からカーテンを垂らして、閉じた空間を作っています。ここの中で子どもはおままごとや、お店やさんごっこなどをして遊ぶのですね。
「閉じた空間」に関しては、確か意味があって、それについても書きたいんだけど、今ちょっと資料が見あたらないのでうっかりしたことは書かないで置きます。
健登に関して言うと、最近特に頻繁にあるんだけど、わざわざ狭いところに入り込んで、そこでずっと本を読んでいたり歌を歌っていたりと言うことがあります。本棚と本棚の間とか、前は子供用の高くなっている椅子の下に潜り込んだり。
「すみっこ」を子どもが好むのは、もう疑いありませんね。道のわざわざはじっこを歩きたがる子どもは多いし(僕もそうだった)。だからこうやって「すみっこ」を演出してあげるわけです。
赤ちゃんのベットに天蓋をつけると良いのは、まだお母さんのお腹の中の閉じた空間にいた感覚が残っているからで、いきなり開かれた空間にでるより天蓋の中の方が落ち着いて眠れるからと聞いたことがあります。
ちょうど脚立と脚立の間にあるのが、ヴァルドルフ幼稚園に必ずあるタイプのついたて。ドイツ語でSpielstaender(シュピールシュテンダー)と言いますが、これがシュタイナーの設計なのかとかそう言うことはわかりません。インターネットでもこのSpielstaenderで検索すると必ずこの形の木のついたてがでてきます。
幼稚園の写真では、その上に更に屋根のようなカーブしたアームがついていますね。実はあんまり安いものではないので、僕らは今回はこの屋根の部分は購入を見合わせて、布の屋根でとりあえず行こうと思いました。
さて、健登が手伝ってくれたわけですが、まぁとにかく大工仕事ごっこは大好きですから、大騒ぎです。まず、どうして脚立が二つあるかと言えば、もちろん健登が僕の真似をしているからで。布を一緒に運んで、布をかけたところで、大興奮。それで脚立の上に上がったらちょうど大きな月が窓から見えて「こーんな大きな月!」とやっているのが5枚目の写真です。
一応完成したところで、健登が「Sieht schoen aus! (かっこいい!)」と言って変なポーズをしたので、それを二人でもう一度やってみました。
最後の写真は、そのついたての部分の布をめくって、お店やさんごっこをしているところ。最近はもっぱら肉屋さんです。
ここのところずいぶん壁とか天井にドリルで穴を開けてしまった。引っ越すときにそれらを全部埋めると思うと気が重いけど、やっぱり生活向上委員会委員長としては便利なほうが良いし、どうせ埋めるなら、穴が5つでも50個でも一緒ではないかと、ある時割り切ったのでした。
2003年11月8日(土)スクリプトで読み込み