さて、ベルリンにせっかく来たならば、ゲラで見られないものを見ようじゃないかと言うことで、子供向けの催し物を探しました。
人形劇で良いのがあったら、と思っていたのですが、ここで「影絵劇場(Schattentheater)」というのを見つけました。今日の出し物は「ペーターと狼」です。このプロコフィエフのオーケストラ曲の「ペーターと狼」は健登はかなり前から好きでよく聴いているので、これだ!と思い、出かけました。
ご存知の方も多いかと思いますが、この作品では、登場人物のペーターやおじいさん、猫、鴨、小鳥、狼などにメロディーが割り振られていて、短い楽曲の間に朗読が入って進んでいきます。猫のモチーフなどは健登は好きですぐ憶えてしまい、良く歌っていました。
これを影絵にするとどうなるんだろう?と思いながらでかけました。Figuren-Zirkelという団体なんですが、インターネットで検索したら、色々記事などが出てきました。このグループ自体は約3年前から活動しているようですが、決まった上演場所を確保したのは最近のようです。その場所は、観光名所でもある、チェックポイント・チャーリー(旧東西ドイツの間の検問所の一つ)のすぐ横。
写真はその劇場の中です。1枚目の写真は、影絵に使う人形がたくさん壁に飾ってあったものですが、写真からわかるでしょうか。30人も入らないと思われる小さな劇場ですが、とても雰囲気が良かった。今回の「ペーターと狼」はCDにあわせての上演でしたが、影絵を操作する人たちが実際に台詞を言いながら進める演目もあるので、そっちにも興味があります。
この作品は音楽が大変雄弁なので、それを生かしながら、踊り的な動きを多く取り入れてとても楽しい作品になっていました。健登も大満足。興味のある方はホームページをのぞいてみて下さい。
www.figuren-zirkel.de