プレミエ前日の土曜から健登が高熱出していてね。健登は引きつける可能性があるから冷や冷やしていたんだけど、ちょうどプレミエの「魔笛」が終演の頃にひきつけそうになって、嫁さんから電話で聞いて、パーティーには出ないで帰りました。
僕がいない間に、知人に電話して情報を集めたり、緊急医を手配したり、やるべき事は嫁さんが全部やってくれていたんだけど、やっぱり心配だし帰りました。勿論パーティーには出たかったけど、これは正しい判断だった。どうも健登は座薬と相性が悪くて、今回も仕方なく使った座薬のあと意識が混濁して、緊急医にもう一度電話してそのこと言っても「高熱出した子どもなら普通だよ!」と言われたんだけど、やっぱりこれ、心配ですよね、親としては。あとで聞いてみたら僕が帰ってきたことも憶えてなかったし。
ドイツではほとんどないけど、インフルエンザ脳症、脳炎の症状として意識の混濁はあるわけで、インターネットで情報を集めても、やっぱり心配しておかしい状況じゃないと思う。実は最近、知人がインフルエンザ脳炎で娘さんを亡くしているのです。
夜中は嫁さんと交代で徹夜して、僕は自分が起きている間に知識と書籍を総動員してどのレメディーを取るべきか考えたんだけど、やっぱり確信はない。
朝になってホメオパシー医師に電話で話したら、やっぱり座薬やるべきじゃなかったという。でも40度越えたらねぇ・・・。健登の場合は引きつけの危険があるからなおさらです。でも僕のレメディーの選定はあながち間違っていなかったらしい。でももう一つ処方されたレメディーのことは僕は全然考えていなくて、これはやっぱりプロの仕事だなぁーと感心しました。
ちなみに今回は吐き気に始まって、熱はあとから来た。その辺と、右側を下にして寝たがることと、普段より喉の渇きが強いので、僕はPhosphorus(リン)を選んだんです。でもヴェッカー医師はとりあえずPhosphorusでいいが、Nat-mur(岩塩)のD12(10の12乗の希釈度のもの)を入手出来たらそっちに切り替えろと言う。で、このNat-murのところをよく調べてみたら確かにこれも可能性があるレメディーではありました。ヴェッカー医師が判断基準にしたのは、健登の足が高熱にかかわらずすごく冷たいという事でした。うーん。プロだなぁ。