Frohe Weihnachten!

Wir wünschen Ihnen alle frohe Weihnachten und schönes Fest !!!
メリークリスマス!すてきなクリスマスをお過ごしください!


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日本では平日ですが、ドイツでは26日、27日がクリスマス休日。僕ら劇場人は業務があるのが常ですが、それでもその間を縫って何とか家族との時間を確保しようと、皆、躍起になります。僕は25日に「椿姫」の本番がアルテンブルクでありますが、26日は休み。なにしろ「モーツァルトとサリエリ」の稽古が終わって本番だけの仕事内容なので、時間的にはすこし家族との時間がとりやすい感じ。




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今年の夏の終わりに、日本から帰ってきてからというもの、はっきり言ってきちんと休めたことがほとんど無かったかんじがします。足を止めて「はて、今僕は何をしているんだっけ?」と落ち着いて考えることが出来ずにここまで突っ走ってきてしまったという感じなのです。
夏に父が亡くなって、その事後処理もあった(というか、未だに色々と問題があったりもする)し、9月にゲラに戻ったら連絡ミスもあって「モーツァルトとサリエリ」を4日で暗譜して立ち稽古、それも「椿姫」「ヴァネッサ」「魔笛」と並行しての稽古という、本当に殺人的なスケジュールで動いていた。
それに加えて、日記でも部分的に報告しているように、ヴァルドルフ小学校設立運動への参加もあった。これはもちろん僕の意志で参加したのですが、参加しないとどうにもならない状況が生じての参加だったので、自分として時間や力に余裕があるから参加したわけでは全然無かった。これも何となく光明が見えてきてはいますが、まだまだ安心できる段階ではない。
でもね、この辺のことはちょっと数日忘れることにします。そしてクリスマスの休日を家族や友人と楽しむことにします。
学校設立運動への参加で加速したけれど、やはり最近の僕の人智学への傾倒は、僕の内的欲求が呼び寄せたものだと思います。そして、今日は人智学の宗教部門といえるキリスト者共同体でのWeihnachtsspiel(キリストの誕生劇)を見てきました。1時間以上、わかりにくい方言で進むので健登が退屈するかと思ったけど、全然大丈夫だった。去年も見たんですが、健登のドイツ語力自身がかなりのびていると言うことでもあるのでしょう。
そしてその後、食事をして、デザートを食べて、プレゼントを開ける。そのときに健登が言っていた言葉。「Weihnachten ist das
Warten」(クリスマスっていうのは「待つ」事なんだよね)
・・・これね。深いです。マジで。健登は誰かの受け売りで言ったのかもしれない。でも子供の気持ちとしてアドヴェンツカレンダーを一つずつ開けながら毎日「あと何回寝たらクリスマス?」と毎日聞いていたわけだから「待つ」というのがクリスマスの本質と何となく認識したのかもしれない。


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アドヴェントのことも少し日記に書きました。日本語で待降節、つまりキリストの降誕をひたすら待つというのがアドヴェントなのです。その待つ気持ちを盛り上げる工夫がきっとアドヴェンツカレンダーで、これは大変成功していると言うことですね。5歳児にこういう発言をさせるわけだから。


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今日、Weihnachtsspielの中でマリアの背後に立つ天使が手に持つ星が降りてきてキリスト誕生の瞬間を表現するシーンがあるのですが、これは結構感動するのです。演じている人たちは今や知り合いばかりで(ヴァルドルフ仲間だから)歌や台詞もプロじゃないんだけど、これが感動するんだ。その瞬間に思ったんですけども、この世界で、今日この日に何十億もの人達が一人の人間の誕生に思いをはせると言うこと、これは本当にすごいことですね。


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今回は料理は全然しなかったけど、デザートは僕が担当。焼きリンゴです。
健登は親へのリクエストの旅行鞄、バレリーナの史ちゃんへリクエストした帽子に狂喜乱舞し、ぴかチュウままこと栄子さんからもらったコロボックルの絵本を読んでもらって眠りにつきました。
僕ら親が結構感動したのは、健登が幼稚園で蜜蝋のろうそくを作ってきて、僕らにプレゼントしてくれたんですね。僕ら蜜蝋が大好きだと言うこともあって。感動しました。


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