ドイツ・テレコムのことを昨日書きまして、コメントにも書いたとおり、今日はテレコムに行って参りました。
どうやら、ちゃんとDSLは開通しているとのこと。ゲラの支店の方ではなぜT-Onlineからそんな手紙が来たのかわからないという。それで、家に戻ってもう一度モデムやスプリッターを設置してテレコム側のチェックを待っていると、劇場から電話がかかってきた。
どうやら、同僚のバリトン、ベルンハルト・ヘンシュ氏が病気らしい。で、明日、明後日と続く「モーツァルトとサリエリ」「劇場支配人」の本番を歌えそうもないとのこと。でも、アボ(定期会員)向けの公演なので、公演中止には出来ない。で、僕に歌曲のコンサートをやって欲しいと来た。びっくりしたなぁ。でも引き受けました。
えーと、DSLの方は結果から言うと、使えるようになりました。また一悶着あったんだけど、詳細はもう書くまい・・・。でも、モデムの技術サポートのホットラインで相手をしてくれたお兄ちゃんは大変親切で、これはしみじみ嬉しかったなぁ。Macintoshのことはよくわからないのに頑張ってくれた。結局ここでは解決しなかったんですが。まぁこの話はおいといて。
そう、明日の本番のことは予定が最近変わったのか、僕もいまいち把握していなかった。この週末、次の週末、2週続けて土日両方本番なんですよね・・・。全部「モーツァルトとサリエリ」。で、その間にずっと「コシ・ファン・トゥッテ」と「ヴァネッサ」の立ち稽古が入って、僕らの契約では本番のせいでつぶれた休日は振り替えられないので、約3週間休みなしに働くことになります。げげげ。で、それを考慮して、今日の金曜日は一応休みにしてもらっていたので、DSL導入に時間をとることが出来ました。不幸中の幸いといおうか。
で、その「モーツァルトとサリエリ」。ベルンハルトは「モーツァルトとサリエリ」では本来ない役だけど演出家役です。で、稽古風景としての「モーツァルトとサリエリ」を仕切るわけです。そして、「劇場支配人」の方ではBuff役。これも歌は少ないけど台詞がすごく多い。喉の調子が悪いと、その台詞をさんざんしゃべって更に喉に負担がかかった状態で最後のナンバーで歌を歌うのはきついでしょうね。それにしても急な話だ。昨日は元気だったんだけど。
で、劇場のKBB(Künstlerisches Betriebsbüroの略。制作部ですね。)から電話がかかってきて説明があり、僕はすぐにAltenburgのドルシュ・真子さんに電話。幸い土日の予定は何とかなるとのこと。また劇場に電話してそれを伝え、今度はKBBとインテンダントが詳しいプログラムについて協議する。歌曲だけだと硬い感じになるから、休憩を挟んで後半に、他の歌手がオペレッタのアリアなどを歌うプログラムを追加する可能性もあるとかで。
僕は、今日はそんなわけで稽古がなくなったので、小学校設立運動の会議に行けることになった。明日のこともあるけど、やっぱり参加しておきたいので急に降り出した雪の中、行ってきました。
最終決定は明日の朝だけど、多分僕らが、1/20に歌ったR.シューマンプログラムをやって、休憩後は歌ではなく、劇場のメンバーによる木管5重奏になるようです。本来だったらベルンハルトがまだ歌える可能性がなくはないから、明日の朝にプログラムを交換するかどうかを決定したいところだけど、この「モーツァルトとサリエリ」は結構舞台装置が大がかりというか、オーケストラを舞台にのせる関係で大きなやぐらを組んである。これを解体する時間も必要だから、もう歌曲部分に関しては今日決定が下りました。
さぁ。3月26日にヴァイマールでも歌うプログラムだけど、明日歌うつもりではもちろんなかったからね。暗譜の確認しなくちゃ。でも、このシューマンプログラムを何度も歌えるのは嬉しいです。