ハイジが今日終わりました。
どのハイジかって?もちろんアルプスの少女ハイジです。まぁHeidiだからハイディだけどね。はっきり言って殆ど毎回見てましたね。でも日本のアニメだと思っている人は少ないんじゃないかなぁ。スイスのお話だし、なんといっても当時のヨーロッパの町並みや山の描写などが本当に見事なんです。フランクフルトの町並みを見たときはびっくりしました。ちゃんと取材したんでしょうねー。素晴らしい。
いまのスタジオ・ジブリ系列作品という事になるのかな。未来少年コナンとかナウシカとか、トトロはもちろん、おもひでぽろぽろとか、ラピュタも好きだし、もののけ姫はベルリン...
映画祭で見たなぁ・・・。
ドイツ・リートをやっていると、rauschenという動詞によく出会います。「ざわめく」と訳すのが一番妥当だと思うけど、これって、学生の頃からリートは好きで歌っていたけど、あまり概念としてぴんとこなかったんですよね。
でもドイツに来てみて、まぁベルリンが特に都市部に緑が多い都市だったという事もあるけれど、風で木がざわざわいう様子というのは、親しみを持てるのです。何だかうまく言えないけれど。
ハイジはもちろん原作がドイツ語だし(今嫁さんはそのドイツ語原作にもトライしている)、僕らが見ていた放送はドイツ語吹き替えで、rauschenという言葉がとても頻繁にでてきます。フランクフルトに連れて行かれたハイジがなつかしむアルプスの山の様子の描写には書かせない動詞なのです。
それでまた僕が感心するのは、アニメのなかで、その森がざわめいて、あたかもハイジに語りかけているような風情を持っていることです。こういうドイツ的な感覚というものがアニメの中に息づいているのは、僕にとっては本当に驚きでした。原作の力もあるのだろうけど、日本のアニメのレベルの高さもあるでしょうね。
ちなみに今はほかに、みつばちマーヤ、ちびまるこちゃんなどが放映されているようです。
有名な(どこで?)「クララのばか」がどうドイツ語訳されるのか・・・あるいは原作通りに戻るだけかな・・・楽しみにしていましたが、”Hoer’ endlich auf!!”(もういいかげんにしろ)でしたね。
2001年6月20日(水)スクリプトで読み込み