お陰様を持ちまして、今年のデュオ・リサイタル、終わりました。お越し下さった皆さん、ありがとうございました!
僕の早口の挨拶が(くせなんです・・・)聞き取れた方はお分かりと思いますが、体調を大きく崩してのコンサートで、本当に最後まで歌いとおせるか確信がない状態でスタートしたのですが、予定通りのプログラムを全てこなせて、本当に良かった。皆さんの暖かい視線がどんなに僕に勇気を与えてくれたことか!本当にありがとうございました!
前にも書いたかもしれませんが、僕は暑いのは全く苦にならないんですけど、冷房がダメなんです。温度差は上に着るものを持って歩く事で対処が出来ても、湿度の変化がダメだった・・・んじゃないかと自分では思っているんですが。
とにかく気管が炎症して咳が出て、咳によって声帯を傷つけて、でも練習もしてしまったりして・・・というようなサイクルだったと思います。よりによって壊滅的状況に陥ったのが本番3日前で・・・もうちょっと早ければ対処も違ったんでしょうが・・・最後の練習である日曜の合わせでは、もうほとんど声が出せず、回復しなかった場合にどの曲をプログラムから除外するか、なんて相談をしていました。
関係各位のご協力、ご尽力でなんとかリカバーできました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
容子さんや、マネージメントの中村さんにもすごく迷惑と心配をかけてしまいました。でも、何とか予定通りに出来て本当に良かった。
僕はまだ録音を聴いていなくて、どんな出来だったのか客観的には判断できないのですが、来て下さった皆さんの反応からすると、演奏会としては良い感じのコンサートになったのだと思います。
・・・ホールの閉まる時間との関係で、ご挨拶がゆっくりできなくてすいませんでした。あんなにたくさん列になって下さったのに。久しぶりにお会いする人も多くて、ゆっくり話したいのはやまやまだったのですが、無理でした。
気合いを入れて字幕に取り組みましたが、いかがだったでしょうか。僕は字幕のおかげでかなり皆さんと一緒にR.シュトラウスの世界に入り込めたと思ってます。アルゴン社の中野さんが本当に素晴らしくて、直前の変更も嫌な顔一つせずに対応して下さったし、あの今回の出し方はとても良かったとおもいます。スクリーンでなく木の面にでるのが良かったですね。ありがとうございました。
容子さんのヤナーチェクは、そんなコンディションだったので、あんまり心静かに聞けなかったんだけど、とても素敵だった。客席で聴きたかったなぁ。
歌曲の方は、やりたい曲をたっくさん集めていましたから、勢い難曲が増えるわけで、ある程度悪いコンディションでも歌える曲だけでプログラムするのが、大人と言うものなのかもしれないんですけど、そういう意味では僕はまだ子供で、限界まで挑戦して見たくなっちゃうんですね。これは今後の反省材料かも知れません。
細かく書くのは往生際が悪い感じがするのでしませんが、やっぱり声楽的には思うようにコントロールできなかった箇所がいくつもあって、悔しかった。でも逆に、あのコンディションであそこまで出来ると言う事がわかったのはプラス材料でした。つき合わされたお客様からすると迷惑な話と思いますけれど、僕にとっては貴重な経験です。「悪いコンディションで、本番のプレッシャーの中でどこまで出来るか」というのばかりは練習が出来ませんからね・・・。
写真を撮って下さった堀さんからいくつか舞台写真が届いたので、急いで日記を書きましたが、今はパッキングの真っ最中。明後日ドイツに飛びます。その上、明日は来年の二期会公演「ワルキューレ」の音楽稽古がありますし、今日パッキングしておかないと帰れない!どうも僕らは移動やパッキングが苦手なのです。この作業、消耗しますが、仕方ないですね〜。
あー。もっと書きたい事たくさんあるんだけど。また落ち着いたら書きます。
よい席をいただいたので、身近に感じてしまって(アツカマシイ)、なんだかボォーッとして聴いておりました。R.シュトラウスの世界に入り込んでしまいました。素敵でした♪
字幕は、電光掲示板より、見やすかったのではないかと思います。
お疲れさま!
コンディションの良くない中大変だったね。
ワルキューレの稽古、あまり無理をしないようにね。
そして安寧なフライトを。
小森さん、リサイタルお疲れさまでした!
小森さんの歌唱は多彩で繊細かつ力強く、まったく体調が悪くていらしただなんて感じさせないものでした。
R・シュトラウスにすっかり酔ったリーダーアーベントでした。
あと初めて健登くんとお話ができて嬉しかったです!
リサイタルのご成功おめでとうございます。
行けなかった自分に心から悔やむ思いです・・・。
来年は何が何でも這ってでも行きます!!!
もうドイツに帰られたのですか・・忙しかったですね。
リサイタルお疲れ様でした。 前から2列目で聞かせていただきました。 すごく充実したプログラムで、体調が悪かったとは、最後のご挨拶まで気がつきませんでした。 ただ、曲の合間に咳をされていたので、どうされたかな?と、思いましたが、素晴らしい歌でした。
私の知らない歌ばかりでしたが、字幕があったので楽しめました。 「ああ、悲し、不幸なる僕」 「放蕩者」の、ハリ、ハロ 「君を愛す」 印象的でした。
服部容子さんのピアノが、くせがなく、小森さんの歌にぴったり寄り添っているようで、でしゃばらず、時には華やかで、とてもよかったです。
来年も楽しみにしています。
>一静庵さん
身近に感じていただけたのならとても嬉しいです!厚かましいなんてとんでもない!
字幕、良い感じでしたね。アルゴン社の中野さん、本当に素晴らしいです。
>ぴかままさん
かえってきましたよー。大変でした。無理をしないで歌う、ってのがちょっとしにくい役だからねー。
>えーちゃんさん
お陰様で何とか最後まで務められました。やっぱり自分としては不本意な結果ではあるのですが、あのコンディションの中としては良いコンサートになったと思います。
>姉御さん
聴いていただきたかったですね〜。DVDが・・・でるかどうか微妙な現在の状況です。
>ジョフィさん
知らない歌を、字幕のおかげで楽しめた、と言うお話を伺うのは、本当に嬉しいです!苦労して字幕を入れた甲斐がありました。
特に、あの「ハリハロ」のBruder Liederlichなんて、テキストが多いし、ちょっとストーリー展開が以上に速いので、印刷を見ながら聴いて話を追って行くのは全然無理だと思うんですよね。
容子さんのソナタ、本当に素晴らしかったですよね。
DVDがでることになったら是非ご一報下さいませ。来年のヴェルディを楽しみにしております。
>姉御さん
はい。ちょっとまだはっきりしません。当日は受け付けをして申し込みもあったのですが、なにしろ普通のコンディションではなかったので、検討の必要がありまして。
でも、決まったらサイトで必ず告知します。