ヴェルディ・ガラの本番1日目

さて、今日はいよいよヴェルディ・ガラの本番1日目です。

今回の企画は、本来湖の近くの会場で行われる予定でした。遠くで花火を上げてそれと音楽を同時に楽しむと言う企画らしかったです。
でも会場がかわったので、湖はありません。でも今日きいたところによると花火はやるとか。でもどこで、いつ?
花火が非常に高くつくためゲネプロでは花火は使わずに稽古したので、今日の本番でいきなりと言うことになりました。

前半はなんと言うこともなく無事に演奏が進み、お客さんも大変喜んで、いい感じでした。僕もリゴレットを歌うときにドイツ語の歌詞がでてくることもなかったし。<...
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でも後半始まってまもなく。ナブッコの有名な合唱がありますね。「行け我が想いよ、金色の翼に載って」とか言うんですよね確か。
その前奏でががーんと花火がなったんです。「まじか?」と思いながらロイターさんの顔を見ると、そのときは驚きながらも「なんだこりゃ」という感じでした。
でもその後曲の盛り上がるところでどんどん花火が派手になってきたのです。大体湖の向こうであげるはずの花火をステージの横で上げているのだからたまりません。お客さんはみんな口を押さえています。煙が全部客席の方に行っているからです。
最後のザッカーリア(バス)のアリアの終わりの部分では、1メートルしか離れていない僕の耳に、イェンスの声は届きませんでした・・・・。おそろしい。
イェンスは若いからか、笑っちゃってましたけど、僕はもう頭に来て頭に来て、主催者に「明日もこうなら明日は歌えません」と言ってぷりぷりホテルに戻りました。ロイターさんなんか怒っちゃってカーテンコールにでなかったもんね。

2001年6月29日(金)スクリプトで読み込み

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