昨日の夕方にハーゲン市立劇場から電話がかかってきて、降りた歌手のかわりを探しているという。演目は「トスカ」でスカルピアですね。まずは今週の土曜日の公演を歌って欲しいというのだが、出来れば1月の二公演もまとめて歌える歌手を探したいと。幸い土曜日は何もなし。でも僕は1月は日本に行っていていませんから、とりあえず土曜日だけなら歌いますけど、といったら、また電話する、と先方はいちど電話を切って、10分くらいでまたかかってきた。
で、やっぱり土曜だけでもお願いしたいと。良く話を聞いたら、我らがカヴァラドッシのリカルドが強く推薦してくれたらしい。良いヤツだなぁ!(笑)
プレミエが12月1日にでたばかりのプロダクションです。で、出来たら金曜から入って稽古をして欲しいと。ゲラの劇場と交渉して金曜日も明けてもらい、稽古にもでる事になりました。カツラとか衣装の直しもあるからね。早く入れた方が良いですよね、そりゃ。
それですぐにHPの録画をDVDで送ってもらい、今日見てました。何とか明日出発するまでにおぼえなくちゃね、演出を。大変だ。こういうの、日本だとあんまりないですよね。
みてみたら、テ・デウムでスカルピア、上半身ハダカになってました・・・。またかい・・・。でも、前もって言ってくれよなぁ。いや、一日早く言ってもらっても意味ないか。コジマの時は時間かけてトレーニングしましたが、今回は間に合いませんね・・・。まぁでも、今はちょっと体重は絞っていて、ここ10年で一番しまってはいると思う。筋肉は最近落ちてるけど、たぷたぷしてないだけいいか。でも腕立て伏せだけでも出来るだけしておこう。ははは。
本当は日記なんて書いていないで、DVD見続けるべきなんだけど、集中力が続かなくて、気分転換に書いておりますです。でも明日はもう夜が稽古だからねぇ。それまでにおぼえないと。ふう。
この間のツヴィッカウの話は流れましたが、また入ってきたピンチヒッターの話。それから、これはまだ全然詳細を明かせませんが、日本から大きなオペラのオファーが来て劇場との交渉に入るところで、急にこういう風に仕事の話が動く時ってあるんですが、何だか不思議な気がします。
ゲラからは車で4時間ちょっとかな。ハーゲン市立劇場は、門下の先輩である戸山俊樹さんが専属歌手として活躍されていた劇場でもあります。
明日ハーゲンに入った後はネット環境がどうか判りませんので、取り急ぎアップしておきました。では、行ってきまーす。
よく歌手の伝記に、突然の依頼を受け大成功を納め国際的な名声を得たという箇所がありますが、本当にそんなことがあるんですね?。勉強になります!
>姉御さん
そうですね。僕もそういうの読んだ事あります。僕の場合はそんなたいしたもんじゃないですが、ピンチヒッターが如何に大変なのかは身にしみました。