暑いですね。僕は暑いの、嫌いじゃないです。でも相変わらず冷房との落差が危険ですね。これはずいぶん慣れてきて、対応が分かってきたので前ほど危険じゃないんですが。今回の滞在では今までになく体調管理に気を遣っているので、体調なかなか良いです。この暑い中、本当に良く働いております。ドイツの同僚はすっかり休暇でだらけ切っているんだろうなぁなんて思いつつ。
先日、アンコールの事をちらっと書いたんですが、このアンコール曲をある人に聴いてもらうために、先日ピアニストの服部容子さんと出かけました。
今回のアンコールはミュージカルではなく別路線なのですが、「親しみやすいもの」という路線は変わりません。今年はイタリアオペラ、それもヴェルディだから、本プログラムの方がそんなに堅いという事もないような気もするけれど、それでもやっぱりアンコールで少しほっとしていただくというのを定番にしたい気持ちがありまして。
そして、今回のアンコールなのですが、初めての日本ものであります。
・・・アンコールの事を事前に公開していいのか?という素朴な疑問がよぎりながらも、まぁいいか、と書いております。もちろんその日の喉の調子やらで演奏しない可能性もなくはないです。この辺はあしからずご了承下さい・・・
候補の曲を3曲挙げて、そこから一曲を選ぶ、という作業も手伝っていただいたんですが、この3曲の作曲家を良く知る人物に、やはり演奏スタイルなども含めてアドヴァイスを求めたんですね。もう写真を見たら一目瞭然ですが、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの作曲家、服部隆之さんです。ご存知のように作曲家服部良一さんのお孫さんであります。2005年の二期会公演「フィレンツェの悲劇」は忙しい中見に来て下さって、公演後にお会いする時間をとっていただいた事がありました。この時は主に「新選組!」の音楽が如何に素晴らしいかを延々と僕が語ってしまったのですが。
隆之さんのいとこであり、やはり服部良一さんのお孫さんである服部朋子さんはこの僕のサイトの管理人さんで、もう学生時代からのつきあいなのですが、いつも僕が日本に帰って舞台に立つ時は色々と細かい事のオーガナイズをお願いしたりしてずっとお世話になりっぱなしであります。その朋子さんにずっと「これを歌って欲しい」といわれていた服部メロディーがあって、それをいつかステージで歌いたいと思っていました。
「新選組!」のあとも、華麗なる一族とか、のだめカンタービレとか、数え切れないほどの放送作品での音楽を担当されて、そのどれもが素晴らしくドラマを支える音楽で、僕は本当にこの方を尊敬しているのだけれど、そういう色々な思いが今回、アンコールにお祖父様の曲を歌わせていただく事でちょっとつながりを持って、こういう出会いになりました。
どの服部メロディーを歌うか・・・これはちょっとまだ内緒にしておきましょうか。3曲候補を挙げて、それは三つとも聴いてもらって、どれも良いねという事にはなったのだけど、まぁやっぱりこれでしょうね、というのは割りとみんなの意見が一致したんじゃないだろうか。
楽しみにしておいて下さい。
服部メロディー以外にもアンコールがあるかも知れないし、ないかも知れない。しつこいようですが、この曲も歌えない可能性がないとは言えないので、その辺はご了承下さいね。
僕はやっぱり服部隆之さんに是非是非オペラを書いて欲しいです。巷ではそんな話題も出ていないわけではないようだし、僕もこの日、きっちりリクエストしてきました!早く実現しないかなぁ。
さてさて、メインのヴェルディ。前にもかいたウバルド・ガルディーニ先生のレッスンも昨日受けてきたんですが、それはまた書きます。僕にとってはミスター・イタリアオペラであるガルディーニ先生のレッスンを受けられた事だけで僕はもう感動しております。
お久しぶりです。
コンサートもうすぐですね。
服部隆之さんは、テレビを通じてですが、偉大な音楽家であると同時にすてきなお人柄であることを拝見しております。小森先生が歌われる服部ナンバーとても楽しみです。
残りの1週間が待ち遠しいです!
>anegoさん
お久しぶりです。服部隆之さん、あんなに有名人なのに飾らない、本当に素敵な方ですよ。
あと3日で本番ですが、僕も楽しみでわくわくしています。