宮廷歌手(Kammersänger)の称号授与に関連した新聞記事の一部です。全て翻訳してあります。
また、報告のエッセイはこちらです。
チャリティーコンサート終了のご報告
2011年4月25日にゲラ市立歌劇場のコンサートホールで行われた、東日本大震災チャリティーコンサートは大成功に終わりました。
100人程度の来場を予想して、コンサートホールフォワイエでの開催を予定していたのですが、早々に200枚のチケットが前売りで売れてしまい、急遽場所を800人収容のコンサートホールに変更しました。
コンサート当日は、400人以上のお客様がつめかけて下さり、当日券売り場には長蛇の列が出来ていたとのことです。
東テューリンゲン新聞の予告記事などの助けもあり、予想を遙かに上回る多くの方が来て下さいました。善意を行動で表して下さった皆さんに、心から感謝したいと思います。
チャリティーコンサートの詳細記事
震災から一ヶ月が経ちました
震災から1ヶ月以上が経ちました。この一ヶ月を皆さんはどんな想いで過ごされたでしょうか。
時間が経てば経つほど、この震災が日本に与えた打撃の大きさを思い知らされる様な気がします。そして復興活動はまだ始まったばかり。一日も早く被災地の皆さんが、今の苦しい状況から抜け出せる事を心からお祈りしています。
でも、日本全体がこの打撃から完全に立ち直るまでには、僕らが想像しているよりずっと長い時間がかかる様に思います。これは物質的な回復のことだけではありません。傷ついた心と魂が癒され、また立ち上がっていくまでの時間。そして、今回の事から学んだ事を日本の将来に活かす、その変革を実行していく時間。長期戦の覚悟で臨みます。
日常の営みを冷静にこなしつつもココロの熱を失わず、みんなで回復していきましょう。
4/25にはゲラの市立歌劇場でチャリティーコンサートを行います。チケットの売れ行きは好調で、急遽広い方のコンサートホールに場所を変更しました。コンサートに来られない方も寄付をよせて下さっています。遠い日本とそこに住む人々の事を思って開場に足を運んでくれる皆さんに感謝を込めて、心を込めて歌いたいと思います。
東日本大震災チャリティーコンサート
東日本大震災で考えること・・・一人の在独邦人として
震災のあと、今まで、何かの形で気持ちを整理したかったが出来なかった。このエッセイは明日のインタビューを前に、今は日本語で、自分の気持ちを言葉にしようという試みです。(本文より)
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東日本大震災被害者のためのチャリティーコンサートの記事
東日本大震災の発生後、被災者の皆さんのために何か出来ないか模索してきました。そのアイディアの一つであるチャリティーコンサート開催が一昨日、ゲラ市立歌劇場の経営会議で承認され、開催のめどが立ちました。これは今日の新聞の記事です。
このチャリティーコンサート関連のエッセイ「東日本大震災で考えること」はこちら。
地震で被災された皆さんへ
東日本大震災で被災された皆さん、心からお見舞い申し上げます。
まだまだ混乱が続いていますが、日本人皆で力を合わせてこの苦難を乗り切りましょう。頑張って下さい。
日本でも海外諸国の反応が報道されているようですが、ここドイツではプレスだけではなく、僕の友人達からも、この甚大な災害の中での日本人の振る舞いについての感嘆の声が多く聞かれます。世界中で災害時や革命の時に見られる略奪が起こるどころか、助け合い、秩序を守って冷静に行動する姿に、感銘を受けている人が少なくありません。
僕はいま心から、自分が日本人であることを誇りに思います。
離れた場所にいて、僕に出来る事は限られていますが、ずっと心配しています。混乱の中、辛い時間を過ごされている皆さん。ご自分が無事でも家族や親戚、知人が危険にさらされている皆さん。頑張って下さい。
兵庫の「こうもり」ホームページが開設されました
兵庫県立芸術文化センター公演の「こうもり」(サイト内の情報ページはこちら)のホームページが開設されました。
リンクはこちらです。
リュッケルトの言葉1
Nur aufs Ziel zu sehen,
verdierbt die Lust am Reisen.
Friedrich Rückert
ただ目的地だけに興味を持つことは、
旅の楽しみを台無しにしてしまう。
フリードリヒ・リュッケルト