劇場の前にあるショーウィンドウみたいな所に、ドン・ジョヴァンニの写真が飾ってありました。僕の写真は1幕の冒頭、騎士長と決闘をするところです。覆面をしているので、全然誰だかわかりませんが。
それに歌っているところらしくて、シャチみたいな口をして写っています。
その横に立って記念写真を撮ってしまった。まるでお上りさんですが、まぁお上りさんみたいなもんですよね。ゲラではまだ新人だし。
ドン・ジョヴァンニがここゲラでの...
2020年5月以前の記事を格納してあります
劇場の前にあるショーウィンドウみたいな所に、ドン・ジョヴァンニの写真が飾ってありました。僕の写真は1幕の冒頭、騎士長と決闘をするところです。覆面をしているので、全然誰だかわかりませんが。
それに歌っているところらしくて、シャチみたいな口をして写っています。
その横に立って記念写真を撮ってしまった。まるでお上りさんですが、まぁお上りさんみたいなもんですよね。ゲラではまだ新人だし。
ドン・ジョヴァンニがここゲラでの...
トップページのカウンターが1000人を突破した模様です。こういう区切りって嬉しいものですね。
さて、リビングルームから見える庭の大木がずいぶん紅葉してきました。もう日は短くなっていく一方だし、ドン・ジョヴァンニに夢中になっている間に、世の中の様子はずいぶん変わってしまったようなのです。
ドイツの冬は冬で素敵なんですが、やはり厳しい寒さのことを考えると身がすくんでしまう部分はあります。
ベルリンで、とある友人(やはり日本からの留学生)が、暖冬だった1月に、「ドイツの冬がこう暖かいと何だか盛り上がらない!」と文句をいっていたことがあります。まぁ気持ち...
テューリンガー・アルゲマイネというテューリンゲン州全体で読まれている新聞に、ドン・ジョヴァンニのプレミエの批評がでました。
この批評だと、歌手は全体に誉められていて、演出家に対してネガティヴな意見が述べられていますね。「登場する役は、例外なく卓越した歌手によって歌われた」てな感じ。僕のことは、「ドン・ジョヴァンニを演じたテルヒコ・コモリは、ドン・ジョヴァンニにふさわしい小粋さと新鮮さを持って歌われたバリトン・アリアの数々をもってだけではなく、喜々とした、また悪魔的な笑いによっても聴衆を魅惑した」とありました。
あんまり批評に振り回されるのは嫌だし、良く...
ちょっと恐竜的な反応の遅さですが、高橋尚子さん、やりましたね!
中継見ていました。日本のテレビ局の中継車がかなり頻繁に画面に登場して「日本からはわざわざ中継車も来ております!!」みたいな事言われてました。
サッカーの中田選手もそうだけど、日本人が海外で頑張っている姿には本当に勇気づけられます。
僕らは4年以上ベルリンに住んでいたので、そういう意味でも中継を楽しみました。実は最初はベルリンの風景を楽しむ様なつもりで見始めたのでした。僕らのうちのかなり近くも通っていて、Schlossstr.という、僕らがいつも買い物をしていた通りもコースになっていたので、そ...
昨日の土曜日、ドン・ジョヴァンニのプレミエが無事終了しました。
テューリンゲン州全体のお祭りであるテューリンゲンタークが今年はゲラで行われて、それに併せてドン・ジョヴァンニのプレミエが行われたこともあり、大変な盛り上がりを見せました。
僕にとっては、ゲラでの初めてのプロダクションだし(リゴレットはアルテンブルクだったので)、何しろタイトル・ロールの責任は重大だし、ドイツでモーツァルトのこの有名なオペラをやるのだと言うことで、プレッシャーはかなりのものでしたが、本番は楽しんで演じることが出来ました。
お客さんの反応も非常に良くて、カーテンコールの最後は手拍...
2001年9月29日 ゲラ市立歌劇場プレミエ
2002年5月 5日 アルテンブルク市立劇場プレミエ
2002年10月9日アルテンブルク市立劇場(最終公演)
Wolfgang Amadeus Mozart / W. A. モーツァルト
Don Giovanni
ドン・ジョヴァンニ
今日は一日オフでした。通常はGPと本番初日の間が1日オフになるのですが、今回はゲストで来ている歌手のスケジュールの都合で変則日程になったようです。
あとは明日のGPを残すのみ。感触はつかめているので、あとは流れを作ってそこにうまくのりたいです。3時間の長丁場で、ほとんどの場面で歌う役ですから、流れを作ることはかなり大事です。
GPが午前中にあるのも変則的ですが、まぁ仕方ないです。
ところで同僚で病気だったミヒャエルが元気になったようで、昨日のHPを見に来ていました。彼がもはや病気でないという事は、来週月曜のリゴレットは彼が歌ってくれると言...
この週末、やっとうちで休めました。先週まで3つ週末に本番が入っていたから4週間週末無しで働いていたわけです。
少し気分を入れ替えて、明日はもうドン・ジョヴァンニのオケ合わせ一回目。プレミエの約2週間前にもうオケ合わせがあるんだからすごいですね。すごいってのは変か?
まだ日本での「本番3日前通し稽古、本番2日前オケ合わせ、本番1日前ゲネプロ」というようなリズムが体から抜けていないもんですから。
とは言っても新国立劇場ではHPをちゃんと何回かやれるし、二期会のこうもりでもピアノHPがあったし、状況は変化しつつあると思いますが。
ところで数日前に...
掲示板にも書きましたが、本当に恐ろしいことが起きてしまいました。
ここが適切な場であるかどうか疑問な部分もあるので、これについて多く語ることはしませんが。
うちの劇場でもこの事件から1週間後の来週火曜日に、予定されていた催しを早めに切り上げて、追悼行事をすることになりそうです。これについてはまた明日話し合うのですが。
明日土曜日の、アルテンブルクで予定されていたお城の中のガラコンサートは中止になりました。
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この前にリンクを張った新聞記事のページですが、記事の部分をクリックすると拡大表示され...
アルテンブルクで4度目の公演を歌い終えました。日記にも少し書いたのですが、この4回目の公演は本来ダブルキャストのもう一人が歌うはずだった公演で、僕は全然準備していませんでした。再演のためのゲネプロの前日に歌うように言われて慌てて楽譜を見直しました。「レパートリーシステムは怖い」とつぶやかざるを得ない体験をまたしてしまいました。