ゲラの新聞「NeuesGera(新しいゲラ)」に小森輝彦のインタビュー記事が掲載されました。2月の二期会公演「ワルキューレ」と4月のゲラでの「ローエングリン」プレミエの関連や、家族についての事も述べられています。
アルテンブルク市立劇場での「コジマ」批評など
NHKの「ワルキューレ」ハイライト
4月4日にNHKの教育テレビで放映された、東京二期会公演の「ワルキューレ」を録画で見ることができました。日本の皆さんにとっては、もうずいぶん前の話になっちゃいますけど、やはりいろいろ思ったことがあるので、書いてみます。
プッチーニのミサ、ヴァネッサ最終公演
4月の2日、3日、4日は劇場のオーケストラの定期演奏会でした。僕が歌ったのはプッチーニのミサのバリトン・ソロです。このコンサートのテーマは「教会音楽」で、前半にはメンデルスゾーンの交響曲第5番とステファノ・ジェルヴァゾーニという作曲家の「Sonata sopra Santa Maria」という作品のドイツ初演があり、指揮者はスイス人でリューベック市立劇場の音楽監督であると同時にオペラディレクターでもあるロマン・ブログリ=ザッハーさんでした。
Lohengrin 〜ローエングリン〜
Romantische Oper in drei Aufzügen von Richard Wagner
リヒャルト・ワーグナーによる3幕の空想的オペラ
Premiere am 25. April 2008 im Großen Haus Gera
プレミエ:2008年4月25日 ゲラ市立歌劇場
Musikalische Leitung: Eric Solén
指揮:エリック・ソレーン
Inszenierung: Florian Lutz
演出:フローリアン・ルッツ
Bühnenbild: Dieter Richter
舞台装置:ディーター・リヒター
Kostüme: Andrea Kannapee
衣装:アンドレア・カナッペー
Dramaturgie: Tobias Wolff
ドラマトゥルギー:トビアス・ヴォルフ
Einstudierung der Chöre: Bernhard Ott
合唱指揮:ベルンハルト・オット
Studienleiter: Thomas Wicklein
音楽ヘッドコーチ:トーマス・ヴィックライン
Musikalische Einstudierung: Anna-Maria Dukszto, Claudia Gebauer, Olav Kröger
音楽スタッフ:アンナ=マリア・ドゥクスト、クラウディア・ゲバウアー、オラフ・クレーガー
Regieassistanz: Christiane Wenke
演出助手:クリスティアーネ・ヴェンケ
Inspizient: Hans-Jürgen Lorenz
舞台監督:ハンス=ユルゲン・ロレンツ
Souffleuse: Erna Moritz
プロンプター:エルナ・モーリッツ
ドイツに新聞にワルキューレの記事が載りました
友人の死
ゲラのシュタイナー小学校の3・4年生担任で、このシュタイナー小学校設立運動をずっと一緒にやってきたガブリエレ・ポルシュさんが亡くなりました。あまりにも急な事で、僕らも含めてみんな愕然としています。彼女は僕らより3歳年上なだけで、まだ44歳でした。学校での関わりだけでなく、僕にとってとても大切な友人であり、仲間、なによりあの大変な設立運動を闘ってきた仲間でした。
二期会ワルキューレのTV放送
2月の二期会オペラ公演「ワルキューレ」の様子がNHK教育テレビで放送されます。
ハイライトですが、指揮者の飯守泰次郎さん、演出のジョエル・ローウェルスさんのインタビューを交えての見どころ紹介もあるようです。
雪のイースター休暇
休暇と言っても、僕にとっては全然休暇じゃないんですけどね。連休を含む5日間に4つの本番で、しかも違うオペラを2つ含む3演目。オペラのうちの一つ「ヴァネッサ」は4ヶ月ぶりで稽古無しです。これ、良くないサイクルだなぁ。この稽古無しの再演がいま劇場の中で専属歌手と首脳陣との問題になっているんですね。
そして今年のイースター休暇は・・・大雪です。本当にびっくりしました。今日はそしてOstersonntag。イースター休暇の中ほどにあり、キリスト者共同体の催しOsterbergがある日です。これは前に日記にも書いた通り、何度か参加しているのですが、このOstersonntagの早朝に行われる儀式には参加した事がなく、今回初めて参加しました。