Scarpia -Tosca-

久しぶりのエッセイです。何年かぶりじゃないだろうか・・・なんだか書くのも緊張しちゃいますが・・・。長い文章になりそうなので、日記でない形で書いてみようと思い立ちました。

このプッチーニのオペラ「トスカ」は言うまでもなく、名作中の名作で、世界中のオペラハウスで繰り返し上演されているヒット作でもあります。と同時に、主役3役はどれをとっても音楽的、また芝居的にも難易度が高く、キャスティングをするのは難しいオペラでもあります。声楽的には3役とも大変ドラマティックで、細い声の歌手では務まりません。逆に言えば「歌手冥利に尽きる役」でもあるわけです。

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今日はトスカのGP


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ふう。だんだん疲れもたまってきましたね。昨日、一昨日と二回HP(ハウプト・プローベ)でした。今日の夜はGP(ゲネラル・プローベ)。
劇場のホームページを見てみたら、トップ画像がトスカの1幕から、僕とルツィアの写真になっていました。良かったら見てみてくださいな。トスカのページには3枚画像が出ています。これはHP1回目の写真で、昨日のHP2回目では、もう一度カツラを使用して、多分こっちになると思うので、この写真は本番と僕の舞台姿はちょっと違っちゃうんですけどね。

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Elektra

 R.シュトラウス 「エレクトラ」演奏会形式 
 オレスト役
 リュブリアーナ(スロヴェニア首都)
 他の出演者:エファ・ヨハンソン、マリヤーナ・リポフシェク他
公演日:2008年7月
・・・当初は2007年7月26日の予定ですが、延期されました。

エレクトラ公演延期

2007年7月26日にスロヴェニアの首都リュブリアーナで予定されていた、R.シュトラウスのオペラ「エレクトラ」の公演は1年延期になってしまいました。
ヴァーグナーを歌わせたら世界一のメゾ・ソプラノといえるマリアーナ・リポフシェクさん、新国立劇場でちょうどフィデリオのレオノーレを歌ったエファ・ヨハンソンさんとの共演だったので大変残念ですが・・・。

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今度はTheaterfrühstückでTosca

このTheaterfrühstückというのもPremierenfieberと同様に、プレミエが近づくと行われる催しで、意訳すると「ブランチを劇場で」とでもなるんでしょうか・・・。今回の会場はアルテンブルク市内のとても素敵な美術館の中で行われました。日曜の午前中を、このプレミエの作品、演出などの紹介で楽しんでもらおうというものです。

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トスカのPremierenfieber(公開稽古)

水曜日の夜は、トスカのPremierenfieberでした。Premierenfieberというのは、直訳すると「プレミエの興奮」とでもなるでしょうか。まぁ「フィーバー」なわけです。プレミエの10日くらいに行われることが多いですが、演出家が作品と演出コンセプトについて解説して、公開稽古として一部を披露するという催しです。

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やっと健登の部屋のカーテンがついた

これ、ずっと懸案事項だったんです。健登の部屋のカーテン。ブラインドを使っていたんだけど、少し光が漏れるので、光をバッチリ遮断するカーテンにしたかったんですね。
今は良いんだけど、夏に日が長くなってくると夜の10時過ぎまで明るいから、カーテンでしっかり暗くしないと睡眠不足になっちゃうんです。朝はもう5時前から明るかったりするしね。もともと健登は早起きだから、余計に必要性は高かったんだけど、今まで手をつけられなかったんです。

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トスカのオケ合わせと、キャスティングの変更・・

今日もまた稽古が3コマだった。今回は前もって、例外的に頼む、といわれていたので仕方ないですが。しかしその内容が結構きつかったな、また。朝10時からオケ合わせ1回目、15時からオケ合わせ2回目、18時半から立ち稽古。
 
立ち稽古の方は、今日からやっとシャルローネが稽古に参加するので、彼のシーンをまとめて稽古する必要があり、一番関係のあるスカルピアがいないとやはり稽古はしにくいという事で頼まれました。

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