G.マーラー作曲/歌曲集「子供の不思議な角笛」
ゲラの劇場のフォワイエ・コンサートに二度目の出演。今回はマーラーの「子供の不思議な角笛」から数曲を歌いました。
他の曲の所でも同じ様なことを書いた気がしますが、この曲も長い間僕の「いつか歌いたい曲リスト」の中で暖められてきた曲たちです。
春分の日を過ぎたのに
今日でもう3日雪が続いています。春はどこへ行ったんだ?!
いつも自分の農場で取れる新鮮な卵を分けてくれる合唱のテノールのコンラートが、春分の日に「今日は日本は休日だろ」というから「どうしてそんなこと知ってるの?!」と驚いたんですが「ナスダック休みだった」とそれだけの話。...
ポルシェ
今日、初めてゲラでポルシェを見ました。アウトバーンではよく見ていたけど、ゲラ市内では初めてです。しかもゲラナンバー!
真っ赤なカレラでした。
やっぱりかっこいいなぁ。ポルシェって、公道を走るために作られている車じゃないけど・・・いや、だからこそか・・・魅力的な車です。
今日は、稽古の方は午前中に3時間またBO(舞台オーケストラ稽古)、5時からプレミエーンフィーバーという、舞台稽古を公開するイベント、7時からまたBOとハードなスケジュールでした。僕は明日は死の都市の稽古はないけど、シングルキャストの人たちは明日も午前中に3幕のBOで、夜はピアノで衣...
引越
引越があと1ヶ月後に迫っています。
僕はもともと東京では結婚まではずっと実家に住んでいた人間なので、引越の経験は少ないです。小学生の頃に2回引っ越したけれど、その時は何も自分では考える必要はなかったし。
「死の都市」の舞台稽古
今週からBO(ビューネン・オーケスター・プローベ。舞台でのオケ合わせです)が始まりました。全部で6回あります。全3幕の各幕に2回ずつあてがわれています。
このBOの存在が、日本とドイツのオペラの稽古プログラムの大きな違いですね。日本のやり方に慣れた僕から見ると無駄な部分もだいぶあるけれど、こういうやり方をしてじっくり舞台でオケ合わせが出来るから、レパートリーシステムのハードな本番状況でやっていけるのかも知れない。
BOは、舞台で本当の舞台装置の中で行いますが、衣装などはまだ稽古用のものを使います。また、これは「音楽稽古」なので、演出家は稽古を止める権利がありません。指...
砂場
金曜日にリゴレットの、僕にとっての7回目の本番を終えました。
今回の本番は場所をゲラに移したあと初めてオスカンプ氏の指揮によるものだったのですが、やはり指揮者が変わるとオーケストラは変わりますね。驚きました。
今回は、オスカンプ氏が練習無しで本番をしなければいけなかったせいもあるけれどオスカンプ氏の集中力がすごくて、オーケストラもその勢いに引きずりこまれて「猛演奏」した、という感じです。
ゲラの方がアルテンブルクよりも舞台が1.5m程幅が広いし、いろいろと違いはあるのだけれど、舞台稽古は今回は無しでした。
僕としては今回、より発語をきちんとしようと...
テレビ出演
問い合わせがあったあとしばらく進んでいなかったテレビ出演の話ですが、さっきエージェントから連絡があって、たぶん4月の半ばに撮影することになりそうです。
テューリンゲンに住む、興味深い仕事をしている人を取り上げるシリーズな様ですが、やはり日本人がドイツに来てオペラをドイツ語で歌っているというのは、それだけでそれなりに興味深いらしいです。
ルチアの稽古風景や、我が家の様子、場合によっては幼稚園での健登も撮影したいとか。まだ詳しい内容はこれから詰めますが。
それにしてもそのころは引越の直前。段ボールだらけの家の中で撮影が出来るんだろうか?...
ユーロとマルク
3月に入って、ドイツマルクは過去のものとなり、ユーロ(ドイツではオイロというが)のみが通貨として使われるようになりました。
全体的には意外にスムーズに切り替えが進んだような印象を持ちました。もっとも僕の頭の中では完全に経済観念はマルクのままですが・・・。
ユーロだとかなり日本円に近いわけです。114円が1ユーロくらいですからね、今は。1ユーロを大体100円くらいの価値と考えれば、日本円との比較は楽です、確かに。
しかし、ドイツでは物価が安いと同時に給料も安い。
つまり日本で「まぁこれくらいなら買っても良いか・・・」と手を出すものに手を出していてはと...
電話料金
今ドイツではコール・バイ・コール(そういえばなんで英語なんだ?)というやり方で、かなり安く電話がかけられます。
相手先の電話番号の前に、5桁から7桁の番号をつけてかけることで、その番号をもつ会社を通してかけることになりますが、自動的にドイツ・テレコムを通じて課金されることがほとんどなので、手間はほとんどありません。
インターネットで今一番安いのかというのもすぐに調べられます。(リンク張ってみました)
過酷な(我々にとっては喜ばしい)価格競争が繰り広げられていて、本当に採算が合うんだろうか?という状態です。例えば日本へは1分4セント・・・約5円・・・でかけられます...
肺病のドン・ジョヴァンニ
今日はドン・ジョヴァンニ本番でした。
1週間くらい前から咳が止まらず、一昨日耳鼻咽喉科に行ったのですが、気管の炎症がひどくて、一般人であれば特にひどい健康状態ではないけど、歌うということを考えると、歌っている最中に咳が出る危険が大きく、出来るなら歌わないほうがいい、といわれてしまいました。
ジョヴァンニはシングルキャストですからキャンセルするわけには行きません。昨日までは痰をとる薬と吸入、今日は咳を抑える薬に切り替えて、何とか乗り切りました。開演前に演出助手のエッカルトに頼んで、僕が気管の炎症で本調子でないことをアナウンスしてもらいました。
実際にはほと...