幼稚園

今日は幼稚園に行って来ました。
息子の健登を連れて話をしてきたのです。面接みたいなもんでしょうか。

今まで健登を、おばあちゃん以外にはどこにも預けていなかったので、当然ママにべったりになっています。
ここGeraではまだ劇場の同僚以外の知人はほとんどおらず、子供同士で遊べる機会は、子連れの友達がGeraに来てくれた場合と、子供がいる知人の所に遊びに連れていった場合に限られてしまいます。ライプツィヒやベルリンにはかなり頻繁...

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Don Giovanni -2

ドン・ジョヴァンニ エッセイその2
ゲラでのドン・ジョヴァンニの公演、3回を終えました。これについては若干日記の中でも報告してきました。
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このゲラでのドン・ジョヴァンニを通じて、僕自身としては表現者としてかなり前に進めた感じがしています。一般的にいうと成長したという事になるんですが、まぁ僕の極めて主観的な実感だし、ちょっと「成長した」と言うのは、いまいち自分としては気持ちが良くないんですが、まぁそんな感覚を持っています。

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オフ

先週の週末、金曜日・土曜日にダブルヘッダーでドン・ジョヴァンニがあって、それを終えて今週はまさに公演以外には予定が入らない見通し。「オフだーっ!」という感じです。
それにこの金曜日から、友人が遊びに来てくれています。金曜日のジョヴァンニを見てくれたわけです。掲示板に少し感想も書き込んでくれたようです。ソプラノの森川栄子さんとメゾ・ソプラノの石井真紀さんのお二人ですが、この二人には健登も結構なついているので、じゃあ今回二人に土曜日は健登を見てもらって、登紀子は何とか僕の舞台を見られるのではないか?!という試みがありました。
とにかくうちの嫁さんにはゲラに来て以来僕のステ...

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写真

劇場の前にあるショーウィンドウみたいな所に、ドン・ジョヴァンニの写真が飾ってありました。僕の写真は1幕の冒頭、騎士長と決闘をするところです。覆面をしているので、全然誰だかわかりませんが。
それに歌っているところらしくて、シャチみたいな口をして写っています。

その横に立って記念写真を撮ってしまった。まるでお上りさんですが、まぁお上りさんみたいなもんですよね。ゲラではまだ新人だし。

ドン・ジョヴァンニがここゲラでの...

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秋だ

トップページのカウンターが1000人を突破した模様です。こういう区切りって嬉しいものですね。

さて、リビングルームから見える庭の大木がずいぶん紅葉してきました。もう日は短くなっていく一方だし、ドン・ジョヴァンニに夢中になっている間に、世の中の様子はずいぶん変わってしまったようなのです。
ドイツの冬は冬で素敵なんですが、やはり厳しい寒さのことを考えると身がすくんでしまう部分はあります。

ベルリンで、とある友人(やはり日本からの留学生)が、暖冬だった1月に、「ドイツの冬がこう暖かいと何だか盛り上がらない!」と文句をいっていたことがあります。まぁ気持ち...

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ドン・ジョヴァンニの批評

テューリンガー・アルゲマイネというテューリンゲン州全体で読まれている新聞に、ドン・ジョヴァンニのプレミエの批評がでました。

この批評だと、歌手は全体に誉められていて、演出家に対してネガティヴな意見が述べられていますね。「登場する役は、例外なく卓越した歌手によって歌われた」てな感じ。僕のことは、「ドン・ジョヴァンニを演じたテルヒコ・コモリは、ドン・ジョヴァンニにふさわしい小粋さと新鮮さを持って歌われたバリトン・アリアの数々をもってだけではなく、喜々とした、また悪魔的な笑いによっても聴衆を魅惑した」とありました。

あんまり批評に振り回されるのは嫌だし、良く...

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ベルリンマラソン

ちょっと恐竜的な反応の遅さですが、高橋尚子さん、やりましたね!
中継見ていました。日本のテレビ局の中継車がかなり頻繁に画面に登場して「日本からはわざわざ中継車も来ております!!」みたいな事言われてました。
サッカーの中田選手もそうだけど、日本人が海外で頑張っている姿には本当に勇気づけられます。

僕らは4年以上ベルリンに住んでいたので、そういう意味でも中継を楽しみました。実は最初はベルリンの風景を楽しむ様なつもりで見始めたのでした。僕らのうちのかなり近くも通っていて、Schlossstr.という、僕らがいつも買い物をしていた通りもコースになっていたので、そ...

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ドン・ジョヴァンニの初日無事終了

昨日の土曜日、ドン・ジョヴァンニのプレミエが無事終了しました。
テューリンゲン州全体のお祭りであるテューリンゲンタークが今年はゲラで行われて、それに併せてドン・ジョヴァンニのプレミエが行われたこともあり、大変な盛り上がりを見せました。

僕にとっては、ゲラでの初めてのプロダクションだし(リゴレットはアルテンブルクだったので)、何しろタイトル・ロールの責任は重大だし、ドイツでモーツァルトのこの有名なオペラをやるのだと言うことで、プレッシャーはかなりのものでしたが、本番は楽しんで演じることが出来ました。
お客さんの反応も非常に良くて、カーテンコールの最後は手拍...

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