R.シュトラウスの歌曲「密やかな誘い」「慕わしげな幻影」

今年のデュオ・リサイタルが近づいてきました。今年は、僕が歌う曲はR.シュトラウスの歌曲のみ。大好きなこの作曲家の曲をこれだけまとめて歌えるのだし、少しサイトでも前もって別のアプローチをしようかと思っていました。
結局時間がなかなか取れずに今になってしまいましたが、これから本番までの約2週間の間に、出来る範囲で曲目の解説をかねて、プログラムへの思い込みなどを先月に歌ったゲラでの歌曲の夕べの演奏サウンドも交えて少し語ろうかと思います。第一回の今回は、プログラムの第一曲目「Heimliche Aufforderung」〜密やかな誘い〜と、「Freundliche Vision」〜慕わしげな幻影〜です。

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チャイコフスキー、モモタロウ、などなど


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8月5日の日曜日、日生劇場の音楽ドラマ「チャイコフスキー」に行ってきました。前にも書いたと思いますが、僕はこのプロダクションの訳詩を担当したのです。僕は稽古には立ち会っていないので、どんな仕上がりになっているのかは全く知らない状態で劇場に足を運びましたが、素晴らしい舞台でした。チャイコフスキー役の宮本益光さんをはじめとして、皆さん素晴らしい舞台を作ってくださいました。

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観たものいろいろ、など


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日本に戻って1週間経ちました。今日からしばらくネットにつなげないかもしれません。慌ててこの一週間に観たものとかについて書きます。
8月21日のデュオ・リサイタルの曲目について、日記かエッセイで数曲ずつ解説していく、というのをやろうと思っていますが、まだ手を付けていません・・・これはこのネット環境がないときにすこし書きためておこうかな?できたらゲラでの歌曲の夕べでの音も交えて解説していきたいと思います。

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帰国しました


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日本に戻ってきました。今回は劇場のシーズンが終わってから数日おいての帰国だったので、あまりバタバタしないで済みました。この数日が貴重なんですよね。
シーズン中に日本での仕事のために戻るときは、ドイツの劇場の方はぎりぎりまで仕事をして欲しい、日本の方も一日も早く稽古に出て欲しい、と言う事で、その間にある移動のプロセスはとても時間的に圧迫されるのです。これが意外にきついんです。はぁ。僕はあっちこっち飛び回って仕事をこなせるタイプじゃないかも。どこかに「ホームグラウンド」があってそこで落ち着いて仕事が出来るほうがずっと向いていると思います。

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4回目のTheater Oscarもらいました


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昨日は、僕の今シーズン最後の舞台であったガラコンサートでした。そしてこれは、Gesellschaft der Theater und Konzertfreunde Gera e.V.(ゲラ劇場・コンサート愛好家協会)とVereinigung der Theaterfreunde für Altenburg und Umkreis e.V. (アルテンブルクと近郊の劇場愛好家協会)が合同で選んでいる、テアター・オスカーの授賞式も兼ねています。今年は僕もノミネートされてトスカの2幕から冒頭部分を歌い、通算4度目となるテアター・オスカーを受賞しました。

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ゲラでのリーダーアーベント


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いやぁ終わりました。ゲラのコンサートホール・フォワイエでの歌曲の夕べ。R.シュトラウスの歌曲を22曲歌ってきました。この22曲はすべて、夏のデュオ・リサイタルで歌う曲目です。このコンサートは劇場後援会からの依頼で行ったチャリティーコンサートです。このコンサートホール・フォワイエの壁に掛かっている絵の修復費用を集めているそうです。こうして歌曲の夕べをやって欲しいと劇場後援会から依頼が来るのは、いつも僕になんだけれど、ドイツ人歌手にでなく日本人の僕にドイツ歌曲のコンサートをやって欲しいと言ってもらえるのは大変名誉なことです。本当にありがたいことだと思っています。
学生の時からずっと歌ってきたR.シュトラウスの歌曲ですが、ある種感慨深いことがあったのでエッセイとして書いてます。

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OTZ-Preis 新聞社による劇場アーティストの人気投票


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さっき、劇場から新聞記事のコピーが届いたんですけど、こんなの初めて。新聞社と提携して、劇場のアーティストの人気投票をしているらしいのです。で、僕もノミネートされている。オペラ部門から二人、演劇部門から二人、バレエ部門から二人で合計6人です。この中からOTZ(東テューリンゲン新聞)の読者が選ぶOTZーPreisを決めてくれ、という事らしいです。

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