また工作

フィガロの稽古も佳境に入っております・・・といいたいところですが、僕も含めてたくさん病欠者がでて、とうとう演出家まで風邪をひいてしまった。いまだに伯爵夫人、ケルビーノ、バジリオは完全に健康とは言えない状態。
そんなわけで稽古も進まず、もともとどちらかといえば稽古のすすみが早いとはいえないブリューア...

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今回のインフルエンザ

昨日から病欠しております。このところの気温の異常な変化もあってインフルエンザが蔓延しており、結局かかってしまった。今回は早くホメオパシーの薬で対応したのが功を奏して、気管にも炎症が入らなかったし熱も出なかったんだけど、喉が痛くて痛くて。耳鼻科に行ったら問答無用で病欠扱いにされた上で抗生物質を処方されてしまった。飲んでないけど。

僕たちがホメオパシー、いわゆる「同種療法」に本格的に乗り換えたことは、時々書いていたかと思います。
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「フィレンツェの悲劇」本番

昨日はアルテンブルクでの「フィレンツェの悲劇」本番でした。これでこの演目はアルテンブルクでの3公演目ですが、お客さんの入りはかなり悪かったですね・・・。最近の傾向として、ゲラではお客さんの入りは年々よくなっていますが、アルテンブルクは年々悪くなって行っています。
ゲラの場合は、近郊の小都市からのバスがたくさん来ているので、その市だけではなく近郊都市へのマーケティングをもっと積極的にやらなくてはいけないのかも知れません。

昨日の本番では、下手側の階段が大きく上手側にずれて取り付けられているというミスがあり、ソプラノは危うく1m下まで後ろ向きに落っこちるところだっ...

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夏のリサイタル

夏にデヴィッドのレッスンを受けに行って、リサイタルの相談をして以来、ずーっと、夏のリサイタルのことばかり考えてすごしてきたような気さえします。

明後日、2月12日に五島記念文化財団に、チラシの原稿として、プロフィール、曲目などを提出します。それでプログラム決定の最後の詰めをしているわけです。

もっとも、ほとんどの曲目は夏までに決まっていて、それをデヴィッドにも伝えた上で話を進めたのですが、いくつかの曲を外すか入れるかでかなり悩みました。

大体僕はリサイタルとか、自分で曲目を決められる演奏会では曲を入れすぎてしまう傾向があります。要するに歌...

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ニーベルングの指輪

最近、毎日劇場に行っているわけでないのでよく掲示を見ていなかったのですが、3月の公演予定が張り出されていました。
3月の10日から3日間行われる第6回のフィルハーモニー・コンサートの曲目なども合わせて張り出されていました。

これは僕がずっと楽しみにしていたプログラムで、フェルツ指揮でR・ヴァーグナー作曲「ニーベルングの指輪」抜粋です。僕はこの中で「ヴァルキューレ」から「ヴォータンの別れ」を歌います。

ヴォータンという役は、ドイツオペラを歌うバス・バリトンにしてみたら究極の「夢の役」でしょうね。北欧の神話をヴァーグナーが4晩に渡る長大な音楽劇にした...

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劇場存続の危機

以前にも、この話題について少し書いたことがありますが、その後続報をお伝えしていませんでした。

今週の月曜日に、やっと新しい雇用契約が必要なサインとともに有効になりました。これで、劇場の運営、運営資金は2008年まで確かなものになりました。当面の危機は回避されたわけです。新聞の記事では2008年まで16400000ユーロの予算が確保されたとありました。いまのレートで22億1400万円というところでしょうか。...

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オペルングラスに初登場!

ドイツ有数のオペラ雑誌「オペルングラス」に、去年10月のナブッコの批評が載りました!
僕の出演した公演の批評は、今までオペルンヴェルトという雑誌には載ったことがありましたが、このオペルングラスには初登場です。
僕はベルリンの学生時代は、どちらかというとこのオペルングラスを読んでていたし、僕の好みからいっても「オペラ雑誌といえばオペルングラス」という感じがあるので、「そうかー僕の記事もついに載ったか」と、結構感慨深いです、はい。

いち早く報告したいこともあるし、ちょっと全文を訳すまでには時間が欲しいところですが、僕の部分だけを訳してみますと・・・
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新年あけましておめでとうございます

皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日からの1年が、皆さんにとって健康で実り多き1年になりますようにお祈りいたします。

今年はまず3月に「フィガロの結婚」の伯爵を歌い、シーズン終わりには来シーズンの最初の新演出演目「椿姫」の稽古がもう始まります。その後日本に飛んで、東京室内歌劇場のオペラ「インテルメッツォ」のロベルト・シュトルヒ役があり、そしてなんと言っても師匠のDavid Harperをピアノに迎えてのソロ・リサイタルが7月31日に千駄ヶ谷の津田ホールであります。
皆さんに是非是非聞いていただきたいです。<... “新年あけましておめでとうございます” の続きを読む