昨日の「ナブッコ」

昨日は今シーズン最初の本番だったのですが、結構大変でした。
というのは前日の夜から急に体調が悪くなってしまいまして、体の節々の痛み、腹痛、頭痛。おなかの調子も悪い。
前日に、Wiederaufnahmeprobe(再演の為のGP)があったのですが、それを終えて帰宅したら、ちょっと尋常でない疲れ方だなぁと思っていたら、疲れからくるのだと思っていた体の痛みが少し休んでいてもちっともとれない。そういえば数日前から腹の調子も悪い・・・。
幸い熱もないし、喉の痛みもないので、歌うことは出来ると思うけど、とにかくしんどい。
で、午前中の「椿姫」の立ち稽古は休ませてもらいました。
(しかし、どうしてナブッコのGPと本番の間の午前中に他の演目の立ち稽古入れるかね?)

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満員御礼!

リサイタルに来て下さった皆さん、ありがとうございました!
この規模でのリサイタルは初めてでしたが、充実したコンサートにすることが出来たと思います。お客様にも喜んで頂けたことが、ライブで僕にも伝わってきて、すごく幸せでした。本当にありがとうございました!

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Richard Strauss Intermezzo

インテルメッツォ ロベルト役
「Haettest du lieber ordentliche Erkundigungen eingezogen…あれれ、まただ」と、
もう自分の本番が終わって3日経っているのに、気が付くとインテルメッツォのクリスティーネとの喧嘩の場面をまた口ずさんでいます。「こんな犬も食わない夫婦喧嘩をテーマにしちゃって」と思うこともあったんだけど、気が付くとその喧嘩を一番楽しんだのは、この僕なのでした。

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「フィガロの結婚」ゲラでのプレミエ

日記を書こう書こうと思いながら、どんどん時間が過ぎていって、ここのところ全く更新できませんでした。そうこうしているうちに、「フィガロの結婚」の、ゲラに場所を移してのプレミエが終了。7日の金曜日でした。
アルテンブルクでプレミエを迎えた「フィガロの結婚」が、ゲラに移動してきたのですが、こんなにすぐにもう一つの劇場に場所を移すのはちょっと珍しいことです。マーケティング的な意味合いからこうなったと想像していますが。

ゲラでの「フィガロの結婚」プレミエ。大好評のうちに終えました。お客さんも満員で、盛り上がりました。笑いに関してはアルテンブルクのお客さんより少し反応が地...

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Il conte Almaviva

「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵役  1989年3月
                      1989年9月
                      1993年3月
                      1994年9月
                      2000年7月
                      2004年3月

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この劇場の専属歌手になってから、僕に回ってきた役は全て悲劇的な役ばかりでした。この「フィガロの結婚」が初めての喜劇と言うことになります。アルマヴィーヴァ伯爵は決して三枚目とはいえませんが、単なる二枚目では決してありません。そう言う意味では、僕の新しい面をこの劇場で見てもらう機会でもありました。

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「リング」コンサートの写真

「ニーベルングの指輪」のコンサート、終わりました。ほっ。同僚の一人が、カーテンコールの写真を撮ってくれましたので、ご紹介しますね。コンサートホールの方は、その同僚が撮ったもので僕がおじぎしているところ。次の一枚は、僕が昨日のアルテンブルクの本番中にこっそり撮った写真です。3枚目は、ジークリンデのバル...

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「ニーベルングの指輪」抜粋

昨日、一昨日は、この「ニーベルングの指輪」抜粋コンサート(クリックすると情報ページにジャンプします)のゲラでの本番でした。今日の夜は舞台をアルテンブルクに移します。
いやぁやっぱりワーグナーというのはすごいです。美しい音楽だけど、それだけじゃない。僕も以前に比べるとこの「ニーベルングの指輪」という大作のことがわかっているから、という前提がありますが、ライト・モチーフ(示導動機と良く訳されますね)が聴き手に喚起するものが、その音楽の美しさと相まって感動を呼ぶ...

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「フィレンツェの悲劇」本番

昨日はアルテンブルクでの「フィレンツェの悲劇」本番でした。これでこの演目はアルテンブルクでの3公演目ですが、お客さんの入りはかなり悪かったですね・・・。最近の傾向として、ゲラではお客さんの入りは年々よくなっていますが、アルテンブルクは年々悪くなって行っています。
ゲラの場合は、近郊の小都市からのバスがたくさん来ているので、その市だけではなく近郊都市へのマーケティングをもっと積極的にやらなくてはいけないのかも知れません。

昨日の本番では、下手側の階段が大きく上手側にずれて取り付けられているというミスがあり、ソプラノは危うく1m下まで後ろ向きに落っこちるところだっ...

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オペルングラスに初登場!

ドイツ有数のオペラ雑誌「オペルングラス」に、去年10月のナブッコの批評が載りました!
僕の出演した公演の批評は、今までオペルンヴェルトという雑誌には載ったことがありましたが、このオペルングラスには初登場です。
僕はベルリンの学生時代は、どちらかというとこのオペルングラスを読んでていたし、僕の好みからいっても「オペラ雑誌といえばオペルングラス」という感じがあるので、「そうかー僕の記事もついに載ったか」と、結構感慨深いです、はい。

いち早く報告したいこともあるし、ちょっと全文を訳すまでには時間が欲しいところですが、僕の部分だけを訳してみますと・・・
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