舞台装置の模型です。写真を取りに行ったときにはちょうど2幕のセットになっていました。
Erich Wolfgang Korngold Die tote Stadt
(死の都市) フランク・フリッツ両役
いよいよコルンゴルトのオペラ「死の都市」の立ち稽古が始まりました。
演出はヴァイマールなどでも活躍しているマティアス・オルダーグ教授。ゲラでも頻繁に客演の演出家として読まれているようです。最近ではヴェルディのオペラ「運命の力」を演出しました。これは僕がゲラに来る前のことですが。
J. Brahms “Liebeslieder Walzer”
ブラームス作曲「愛の歌〜ワルツ集〜」
日本でそれほど知名度が高いとはいえないと思いますが、ヨーロッパのドイツ歌曲を愛する人たちにとっては結構スタンダードなナンバーといえるかと思います。
クリスマスコンサート
今日はずいぶん冷え込みました。アルテンブルクへ車で出かけるときに、ちょっとガラスが汚いと思って洗浄液を出したら、ガラスが冷えていたらしく洗浄液がガラスに吹き付けられるやいなや凍ってしまって、一面真っ白!ああびっくりした。
アルテンブルクでのクリスマスコンサート。これも3回ありますが、今日はその第1日目。プログラムはヘンゼルとグレーテルの序曲で始まるものの、けっこうマニアックなものも。その筆頭はソプラノのダヌー...
フォーレのレクイエム
昨日、今日とフォーレのレクイエム本番でした。
正確には、うちの劇場のオーケストラの今シーズン3回目のフィルハーモニーコンサートで、前半にラフマニノフの交響詩「死の島」(Die Toteninselとあるのですが「死者の島」かも)、ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガーという作曲家のオルガンコンチェルト、後半にフォーレのレクイエムというプログラムでした。
昨日も今日も客席は満員御礼。初日は録音のマイクがたくさん立っているし、僕らも歌う一を厳密に決められている関係で少し窮屈な感じがしましたが、今日はリラックスして演奏できました。とても良い演奏になったと思います。レクイ...
リゴレット
今日のリゴレットはアルテンブルクで最後のリゴレットでした。次はゲラに場所を移して上演が続きます。ゲラのプレミエは1月なのでもう少し先ですが。
今日の公演は、お客さんの入りが今ひとつだったのですが、公演としてはとても良かったと思います。お客さんの反応もかなり盛り上がって、いい雰囲気でアルテンブルク最後のリゴレットを終えることが出来ました。
弟の席は1階の中央に取ったのですが、舞台からもはっきり見えましたね。リゴレットはまだ登紀子も見るチャンスがないので、初めて家族に見てもらったことになります。そういう意味でも良かったです。
ところで「死の都市」のキ...
Don Giovanni -2
ドン・ジョヴァンニの批評
テューリンガー・アルゲマイネというテューリンゲン州全体で読まれている新聞に、ドン・ジョヴァンニのプレミエの批評がでました。
この批評だと、歌手は全体に誉められていて、演出家に対してネガティヴな意見が述べられていますね。「登場する役は、例外なく卓越した歌手によって歌われた」てな感じ。僕のことは、「ドン・ジョヴァンニを演じたテルヒコ・コモリは、ドン・ジョヴァンニにふさわしい小粋さと新鮮さを持って歌われたバリトン・アリアの数々をもってだけではなく、喜々とした、また悪魔的な笑いによっても聴衆を魅惑した」とありました。
あんまり批評に振り回されるのは嫌だし、良く...
ドン・ジョヴァンニの初日無事終了
昨日の土曜日、ドン・ジョヴァンニのプレミエが無事終了しました。
テューリンゲン州全体のお祭りであるテューリンゲンタークが今年はゲラで行われて、それに併せてドン・ジョヴァンニのプレミエが行われたこともあり、大変な盛り上がりを見せました。
僕にとっては、ゲラでの初めてのプロダクションだし(リゴレットはアルテンブルクだったので)、何しろタイトル・ロールの責任は重大だし、ドイツでモーツァルトのこの有名なオペラをやるのだと言うことで、プレッシャーはかなりのものでしたが、本番は楽しんで演じることが出来ました。
お客さんの反応も非常に良くて、カーテンコールの最後は手拍...
リゴレット(エッセイその2)
アルテンブルクで4度目の公演を歌い終えました。日記にも少し書いたのですが、この4回目の公演は本来ダブルキャストのもう一人が歌うはずだった公演で、僕は全然準備していませんでした。再演のためのゲネプロの前日に歌うように言われて慌てて楽譜を見直しました。「レパートリーシステムは怖い」とつぶやかざるを得ない体験をまたしてしまいました。